切除不能な転移性大腸がんに対するarfolitixorin併用の治験

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治験名

進行結腸直腸癌患者を対象とした5-FU+オキサリプラチン+ベバシズマブ療法におけるarfolitixorin併用とロイコボリン併用の有効性を比較する無作為化並行群間多施設共同第3相試験

治験概要:

進行大腸がんに対する治験。切除不能な転移性の患者さんが対象です。
arfolitixorinとロイコポリンを比較して、有効性と安全性で評価する臨床試験です。
登録予定数は、440人。
フェーズは、第3相臨床試験。
試験デザインは、無作為化、多施設共同、並行群間比較試験。
試験群:フルオロウラシル+オキサリプラチン+ベバシズマブ+arfolitixorin
対照群:フルオロウラシル+オキサリプラチン+ベバシズマブ+ロイコボリン
全奏効率、無増悪生存期間、奏効期間などで評価します。

疾患解説:大腸がん

国立がん研究センターのがん統計の2014年の全国推計値によると、大腸がんに罹った人は、男性77504人、女性57930人、合計135434人で男性が多い傾向です。40代後半から徐々に増えはじめ、男性は70代をピークにその後は減少しますが、女性は、いったん70代で平行線になり、80代からさらに増加していきます。
大腸がんの発生原因は、生活習慣や身体的な特徴と関連があるといわれています。生活習慣では、喫煙、飲酒、牛・豚・羊などの赤肉の摂取、ベーコン・ハム・ソーセージなどの加工肉の摂取などです。身体的な特徴は、体脂肪率の高い人、腹部の肥満、高身長などがあります。また、家族歴や遺伝子にも関連があるといわれています。
大腸がんの症状は、早期の段階では自覚症状はなく、進行するにしたがって症状がでてきます。血便、下血、便が細くなる、便が残る感じがするなどの症状がでます。排便に伴う自覚症状が多く、特に便に血が混じる血便や腸内のがんからの出血による赤色の便、もしくは赤黒い便、便の表面に血液が付着する下血が多く現れます。しかし、血便や下血は痔の症状でもみられるため、必ずしも大腸がんの症状とはかぎりません。
大腸は、小腸から続く約2mの消化管です。口側から「虫垂」、「盲腸」、「結腸」、「直腸S状部」、「直腸」で構成され、括約筋がある肛門管に続きます。結腸は、盲腸から上に向かう「上行結腸」、左上腹部へ向かう「横行結腸」、S状結腸に向かって下る「下行結腸」、S状のカーブを描く「S状結腸」に区別されています。さらに、S状結腸と直腸の間を「直腸S状部」、直腸の上部を「上部直腸」、下部を「下部直腸」に区別されます。大腸がんのそれぞれの部位で発生頻度は異なります。2000~2002年にかけて大腸がん手術を行った17449の症例報告から、大腸がんの部位別発生率では、直腸がんとS状結腸がんが多くなっています。
大腸がんは、がん化した元の細胞の組織の違いによって、腺がん、扁平上皮がん、腺扁平上皮がんの3種類に分類されます。3つのうち、多くは腺がんで、腺がんはさらに6種類に分類されます。 大腸がんは、内側から粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5つの層で構成されており、大腸がんは、一番内側の粘膜から発生し進行するほど外側の層へ浸潤していきます。この5つの層のどこまでがんが広がっているかを示すのが深達度です。深達度は6段階に分類されます。
大腸がんのステージ分類は、この深達度にリンパ節への転移の程度、遠隔臓器への転移の程度で決定されます。

腸の構造

大腸の部位別発生頻度

大腸の部位発生頻度
直腸がん26.4%
S状結腸がん26.4%
上行結腸がん13.6%
直腸S状部がん12.5%
横行結腸がん9.2%
盲腸がん6.5%
下行結腸がん4.8%

大腸癌全国登録(大腸癌研究会)より作成

大腸がんの深達度

大腸がんの進行度分類

遠隔転移M0M1
リンパ節転移N0N1(N1a/N1b)N2aN2b/N3M1aM1bM1c
壁深達度Tis0Nに関係なく
T1a・T1bIIIIAIIIAIIIBIVAIVBIVC
T2IIIAIIIBIIIB
T3IIAIIIBIIIBIIIC
T4aIIBIIIBIIICIIIC
T4bIICIIICIIICIIIC

大腸癌取扱い規約(第9版)より作成

治験薬:arfolitixorin

arfolitixorinは、フルオロウラシルのDNA合成阻害作用を増強し、抗腫瘍効果を高める葉酸製剤です。
ロイコポリン、ホリナート、レボホリナートなど既存の葉酸製剤は、体内でMTHFという活性代謝物に変換され、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強させています。
arfolitixorinの有効成分は、MTHFそのもので、既存の葉酸製剤より、強力にフルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強させます。

治験薬:フルオロウラシル

フルオロウラシルは、DNAの合成阻害、RNAの機能障害によるがん細胞を細胞死に誘導する代謝拮抗薬です。
DNAを構成する主な成分はピリミジン塩基といわれ、アデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシルなどです。フルオロウラシルは、このピリミジン塩基と似たような構造で、DNAが合成されるときにピリミジン塩基の代わりに取り込まれることで、DNA合成を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制します。

治験薬:オキサリプラチン

オキサリプラチンは、細胞増殖に必要なDNAと結合して、DNAの複製を阻害したり、がん細胞のアポトーシス(細胞死)を誘導することで抗腫瘍効果を発揮する抗がん薬です。
薬の構造中に白金(プラチナ)があるため、白金製剤やプラチナ製剤とよばれることもあります。オキサリプラチンは、第2世代の白金製剤にさらに改変が行われ、新たな適応を獲得した第3世代の白金製剤です。

治験薬:ベバシズマブ

ベバシズマブは、血管内細胞増殖因子(VEGF)のVEGF-Aとその受容体(VEGFR)のVEGFR-1、VEGFR-2の結合を阻害する血管新生阻害薬です。
がん細胞は、VEGFによって血管内皮細胞の増殖を刺激することで、新しい血管をがん細胞までのばし、栄養や酸素を取り入れます。また、この血管は、がん細胞の血行転移の経路にもなると考えられています。
ベバシズマブは、血管新生を阻害することでがん細胞が栄養や酸素を取り込めないように兵糧攻めにして、増殖を抑制します。

対照薬:ロイコポリン

ロイコボリンは、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強する薬です。
フルオロウラシルは、DNAの合成阻害、RNAの機能障害によるがん細胞を細胞死に誘導する代謝拮抗薬です。
DNAを構成する主な成分はピリミジン塩基といわれ、アデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシルなどです。フルオロウラシルは、このピリミジン塩基と似たような構造で、DNAが合成されるときにピリミジン塩基の代わりに取り込まれることで、DNA合成を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制します。
ロイコボリンは、体内でフルオロウラシルの代謝活性物質と強固な複合体を作り、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強します。

主な治験参加条件

対象となる人
  • 生検により結腸直腸腺がんが確認された患者
  • 原発巣または転移巣の生検検体が得られており、腫瘍中の遺伝子発現量の解析に使用することに同意している患者
  • フルオロウラシル、ロイコボリン、オキサリプラチンおよびベバシズマブによる一次治療が予定されている切除不能な転移性結腸直腸がんがある患者
  • 1つ以上の測定可能病変がある患者
  • 4か月を超える生存が期待される患者
  • 全身状態(performance status:PS)が0または1の患者
  • ヘモグロビン:80g/L超、絶対好中球数:1.5×10^9/L超、血小板数:100×10^9/L超
  • クレアチニンクリアランス:50mL/min超、総ビリルビン:施設基準値上限の1.5倍未満、ASTおよびALT:ULNの3倍未満
  • 妊娠する可能性のある女性患者さんは、尿妊娠検査が陰性で、かつ適切な避妊法を使用しなければならない。男性患者さんは、適切な避妊法を使用しなければならない
  • 自由意思による同意を文書で取得した患者
  • 年齢:18歳以上
  • 性別:両方
対象とならない人
  • 結腸直腸腺がん以外の悪性腫瘍がある患者。ただし、悪性黒色腫以外の皮膚がんまたは子宮頚部上皮内がんで治癒的切除が施行された場合を除く
  • 最後の抗がん治療から無作為化までの期間が6か月未満の患者
    注:直腸がんに対する治療で8週未満の化学療法/放射線療法を除く
  • 前回の補助化学療法終了後6か月以内に病勢進行が確認された患者
  • 転移性結腸直腸がんに対する手術または治験薬以外の抗癌治療が適応となる患者
  • arfolitixorinによる治療歴のある患者
  • 転移性大腸がん以外の疾患に対しフルオロウラシルアナログまたはフルオロウラシルによる治療が適応となる患者
  • ジヒドロピリミジン脱水素酵素欠損がある患者
  • 中枢神経系転移またはその疑いのある患者
  • 未回復の腸閉塞、コントロール不良のクローン病または潰瘍性大腸炎を有する患者
  • 無作為化前6か月以内にニューヨーク心臓協会心機能分類クラス2以上の心疾患、うっ血性心不全、心筋梗塞もしくは不安定狭心症の既往を有する患者、または薬物治療を要する重篤な不整脈がある患者
  • グレード3以上の下痢を合併している患者
  • 慢性感染症または免疫不全を引き起こすコントロール不良の重篤な疾患を合併している患者
  • arfolitixorin、ロイコポリン、フルオロウラシル、オキサリプラチン、ベバシズマブに対する過敏症もしくは不耐性またはその疑いのある患者
  • 授乳中の患者
  • 他の治験薬が、無作為化前28日以内または当該治験薬の半減期の5倍以内の期間に投与された患者
  • 本治験への参加の妨げとなる可能性のある重篤な内科疾患または精神疾患がある患者
  • 継続的な薬物またはアルコール乱用を認めると判断した患者
  • 患者の安全または治験実施計画書の遵守に悪影響を及ぼす可能性があると判断した患者
  • 本治験の計画もしくは実施に関与している者またはそれらの者と関係がある者
  • 無作為化前28日以内に手術を実施した患者

パフォーマンスステータス(Performance Status:PS)

パフォーマンスステータス(Performance Status:PS)は、全身状態の指標で、患者さんの日常生活の制限の程度を示します。米国の腫瘍学の団体が決めたECOG、Karnofsky、WHOなどの基準があります。

ECOG パフォーマンスステータス


PS 0全く問題なく活動できる 発病前と同じ日常生活が制限なく行える
PS 1肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての作業は行うことができる 例:軽い家事、事務作業
PS 2歩行可能で自分の身の回りのことはすべて可能だが作業はできない 日中の50%以上はベッド外で過ごす
PS 3限られた自分の身の回りのことしかできない 日中の50%以上をベッドか椅子で過ごす
PS 4全く動けない 自分の身の回りのことは全くできない 完全にベッドか椅子で過ごす

出典:Common Toxicity Criteria Version2.0 Publish Date April 30, 1999 (JCOGホームページより引用)

Karnofsky パフォーマンスステータス


スコア患者の状態
正常の活動が可能。特別な看護が必要ない100正常。疾患に対する患者の訴えがない。臨床症状なし
90軽い臨床症状はあるが、正常活動可能
80かなり臨床症状あるが、努力して正常の活動可能
労働することは不可能。自宅で生活できて、看護はほとんど個人的な要求によるものである。様々な程度の介助を必要とする70自分自身の世話はできるが、正常の活動・労働することは不可能
60自分に必要なことはできるが、ときどき介助が必要
50病状を考慮した看護および定期的な医療行為が必要
身の回りのことを自分できない。施設あるいは病院の看護と同等の看護を必要とする。疾患が急速に進行している可能性がある40動けず、適切な医療および看護が必要
30全く動けず、入院が必要だが死はさしせまっていない
20非常に重症、入院が必要で精力的な治療が必要
10死期が切迫している
0

WHO パフォーマンスステータス


スコア患者の状態
0全く問題なく活動できる。発病前と同じ日常生活が制限無く行える
1肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての作業は行うことができる。たとえば、軽い家事、事務など
2歩行可能で、自分の身の回りのことはすべて可能だが、作業はできない。日中の50%以上はベッド外で過ごす
3限られた身の回りのことしかできない。日中の50%以上をベッドか椅子で過ごす
4全く動けない。自分の身の回りのことは全くできない。完全にベッドか椅子で過ごす
5死亡

出典:国立がん研究センター東病院「患者さん向け治験情報」より

治験情報に関する注意点

治験は、治療を兼ねた臨床試験のことです。薬の元となる物質を動物実験などで有効性や安全性を確認した上で、ヒトに対して使用しても同様に安全で治療効果が予測されるもので行われますが、治験の時点ではまだ有効性や安全性が十分に確認できているわけではありません。有効性や安全性が科学的に証明された治療が、標準治療で、新しい治療が必ずしも最良の治療ではないということを理解してください。その一方で標準治療が確立していない、または薬の耐性ができ、効果が期待できる薬がなくなった患者さんにとって治験は新しい治療選択となる可能性もあります。

治験は「ヘルシンキ宣言」に基づく倫理的原則と、「医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)」を遵守して行われています。治験実施にあたり、日本では「医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)」という厳しいルールが定められています。これにより、治験に参加される方の利益が損なわれることがないよう、安全な手続きで治験は進められます。

治験情報を探すとき、治験を受けたいと思ったときは、まず治験とはどのようなものなのかを理解してください。
がんの治験情報をお探しの方に知ってほしい5つのこと

※ここに掲載した情報は、jRCT 臨床研究等提出・公開システム に登録された情報を元にし、がんプラスが独自に記事としてまとめ、提供しています。
※QLife「がん治験情報サービス」でご案内している治験とは異なります。

試験概要詳細

試験の名称進行結腸直腸癌患者を対象とした5-FU+オキサリプラチン+ベバシズマブ療法 におけるarfolitixorin併用とロイコボリン併用の有効性を比較する無作為化並行群間多施設共同第III相試験
試験の概要mFOLFOX-6療法に基づく5-FU+オキサリプラチン+ベバシズマブ療法におけるarfolitixorin併用とロイコボリン併用の有効性を比較する
疾患名転移性大腸がん
試験薬剤名arfolitixorin
用法・用量arfolitixorinとして1回60mg/m2を、フルオロウラシル400mg/m2の静脈内注射の30分後及びフルオロウラシル2400mg/m2の持続静脈内注射開始後(初回arfolitixorinボーラス投与30-60分後)の2回、2週間間隔で静脈内注射する
対照薬剤名Calcium Folinate
用法・用量ロイコボリンとして1回400mg/m2をフルオロウラシル400mg/m2の静脈内注射前に2週間間隔で静脈内投与する
試験のフェーズフェーズ3/phase3
試験のデザイン無作為化、多施設共同、並行群間比較試験
目標症例数440
適格基準
  • 生検により結腸直腸腺癌が確認された患者
  • 原発巣または転移巣の生検検体が得られており、腫瘍中の遺伝子発現量の解析に使用することに同意している患者
  • 5-FU、ロイコボリン、オキサリプラチンおよびベバシズマブによる一次治療が予定されている切除不能な転移性結腸直腸癌を有する患者
  • 無作為化前28日以内に実施した評価で1つ以上の測定可能病変を有する患者
  • 4ヵ月を超える生存が期待される患者
  • ECOG performance statusが0または1の患者
  • ヘモグロビン(Hb):80g/L超、絶対好中球数(ANC):1.5×10^9/L超、血小板数:100×10^9/L超
  • クレアチニンクリアランス:50mL/min超、総ビリルビン:施設基準値上限(ULN)の1.5倍未満、ASTおよびALT:ULNの3倍未満(肝転移を有する場合はULNの5倍未満)
  • 18歳以上の男性または女性
  • 妊娠する可能性のある女性患者は、尿妊娠検査が陰性であり、かつ適切な避妊法を使用しなければならない。男性患者は、適切な避妊法を使用しなければならない
  • 通常の診療外の治験関連手順を実施する前に自由意思による同意を文書で取得した患者
  • 年齢:18歳以上
  • 性別:両方
除外基準
  • (現在または過去5年以内に)結腸直腸腺癌以外の悪性腫瘍を有する患者。ただし、悪性黒色腫以外の皮膚癌または子宮頚部上皮内癌で治癒的切除が施行された場合を除く
  • 最後の抗癌治療(化学療法/放射線療法/免疫療法など)から無作為化までの期間が6ヵ月未満の患者(注:直腸癌に対する治療で8週未満の化学療法/放射線療法を除く)
  • 前回の補助化学療法終了後6ヵ月以内に病勢進行が確認された患者
  • 転移性結腸直腸癌(mCRC)に対する手術または治験薬以外の抗癌治療が適応となる患者
  • arfolitixorinによる治療歴のある患者
  • mCRC以外の疾患に対し5-FUアナログまたは5-FUによる治療が適応となる患者
  • ジヒドロピリミジン脱水素酵素(DPD)欠損を有する患者
  • 中枢神経系(CNS)転移またはその疑いのある患者
  • 未回復の腸閉塞、コントロール不良のクローン病または潰瘍性大腸炎を有する患者
  • 無作為化前6ヵ月以内にニューヨーク心臓協会心機能分類クラスII以上の心疾患、うっ血性心不全、心筋梗塞もしくは不安定狭心症の既往を有する患者、または薬物治療を要する重篤な不整脈を有する患者
  • CTCAEグレード3以上の下痢を合併している患者
  • 慢性感染症または免疫不全を引き起こすコントロール不良の重篤な疾患を合併している患者
  • arfolitixorin、LV、5-FU、オキサリプラチン、ベバシズマブに対する過敏症もしくは不耐性またはその疑いのある患者
  • 授乳中の患者
  • 他の治験薬が、無作為化前28日以内または当該治験薬の半減期の5倍以内の期間に投与された患者
  • 本治験への参加の妨げとなる可能性のある重篤な内科疾患または精神疾患を有する患者
  • 治験責任医師等が継続的な薬物またはアルコール乱用を認めると判断した患者
  • 治験責任医師等が患者の安全または治験実施計画書の遵守に悪影響を及ぼす可能性があると判断した患者
  • 本治験の計画もしくは実施に関与している者またはそれらの者と関係がある者
  • 無作為化前28日以内に手術を実施した患者(診断のための生検を除く)
主要な評価項目有効性/efficacy
主要な評価方法全奏効率(ORR)
最良総合効果は、治験薬投与開始から治験薬投与終了までの間に記録された最良の効果と定義する
副次的な評価項目有効性/efficacy
副次的な評価方法無増悪生存期間(PFS)
PFSは、無作為化から最初の腫瘍増悪までまたはあらゆる原因による死亡までの期間と定義する
副次的な評価項目有効性/efficacy
副次的な評価方法奏効期間(DOR)
総合効果の期間(DOR)は、最初に完全奏効(CR)または部分奏効(PR)に達した時点から総合効果が客観的に記録された最後の時点までの期間とする
予定試験期間2018年12月18日~2023年1月31日

出典:医薬品情報データベースiyakuSearchより