遠隔転移がある膵臓がん、大腸がん、食道がん、非小細胞肺がんに対するTAK-931の治験
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治験名
遠隔転移がある膵がん、遠隔転移がある結腸・直腸がんおよび他の進行性固形がんの患者を対象にTAK-931を単独投与したときの安全性、忍容性および有効性を評価する第2相非盲検並行群試験
治験概要:
転移性の膵臓がん、大腸がん、食道扁平上皮がん、扁平非小細胞肺がんを対象とした治験。標準治療のない患者さんが対象です。
5つのコホートで構成される臨床試験で、コホート1は欧米人の転移性固形がん、コホート2は遠隔転移がある膵臓がん、コホート3は遠隔転移がある大腸がん、コホート4は遠隔転移がある扁平上皮非小細胞肺がん、コホート5は遠隔転移がある食道扁平上皮がんを対象としています。
すべてのコホートでTAK-931が単独投与され、安全性、忍容性、有効性で評価されます。
登録予定数は、160人。
試験デザインは、非盲検、並行群試験。
フェーズは、第2相臨床試験。
試験群:TAK-931単独投与
で主要評価項目は欧米人安全性コホートにおける用量制限毒性に至った有害事象が発現した被験者の割合、欧米人安全性コホートにおける有害事象、重篤な有害事象、用量調整に至った有害事象および投与中止に至った有害事象が発現した被験者の割合、副次的評価項目は病勢コントロール率などで評価します。
疾患解説:非小細胞肺がん
国立がん研究センターのがん統計
によると2014年に肺がんに罹患した人は、約11万5000人です。男性は、50代くらいから増加し始め、70歳前後をピークに、その後は減少します。女性は、80代前半までは同様ですが、80代後半に再び増加します。肺がんは、気管支や肺胞の細胞ががん化した悪性腫瘍で、非小細胞肺がんと小細胞肺がんの2つの組織型に分けられます。非小細胞肺がんは、さらに扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんの3つに分類されます。このうち腺がんが肺がん全体の60%を占め、次いで扁平上皮がん、大細胞がんと小細胞肺がんの割合な少なくなります。
特に非小細胞肺がんでは特定の遺伝子変異にあわせた治療薬ができたことで、治療法も異なるため、組織型や遺伝子変異を見極めることが必要になっています。
疾患解説:膵臓がん
国立がん研究センターのがん統計
によると2014年に膵臓がんに罹患した人は、男性18654人女性17585人、合計36239人です。50代後半から増えはじめ、男性は70代をピークにその後は減少していきます。膵臓がんの約90%は、膵管の細胞から発生する膵管がんです。このほか、神経内分泌腫瘍や膵管内乳頭粘液性腫瘍があります。
膵臓は体内の奥にあるため、がんが発生しても症状が出にくく早期発見が難しいがんです。進行してくると腹痛、食欲不振、腹部膨満感、黄疸、腰や背中の痛みなどが起こりますが、膵臓がんに限った症状ではないため、膵臓がんになっても症状が現れないこともあります。そのため進行してから発見されることも多く、全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査(2017年5月)によれば5年生存率は、ステージ1で41.2%、ステージ2で18.3%、ステージ3で6.2%、ステージ4で1.4%と予後の悪いがんとして知られています。
疾患解説:食道がん
国立がん研究センターのがん統計
の2013年の全国推計値によると、食道がんにかかる人は、10万人あたり17.9人です。男性は、10万人あたり31人、女性は、5.6人で男性に多い傾向です。早期の食道がんではほとんど自覚症状がありませんが、がんの進行につれ、胸の違和感、食物の使える感じ、胆汁減少、胸や背中の痛み、声のかすれなどの症状が起こります。
日本人の食道がんの約半数は、食道の中央付近、次の食道の下部に多くでき、組織型は扁平上皮がんが90%以上で、腺がんは5%以下です。
食道の内側の粘膜から発生したがんは、粘膜下層、固有筋層、外膜へと浸潤していきます。粘膜内に留まるものを早期食道がん、粘膜下層までにとどまるものを表在食道がん、それ以上浸潤しているものを進行食道がんといいます。
疾患解説:大腸がん
国立がん研究センターのがん統計
の2014年の全国推計値によると、大腸がんに罹った人は、男性77504人、女性57930人、合計135434人で男性が多い傾向です。40代後半から徐々に増えはじめ、男性は70代をピークにその後は減少しますが、女性は、いったん70代で平行線になり、80代からさらに増加していきます。大腸がんの発生原因は、生活習慣や身体的な特徴と関連があるといわれています。生活習慣では、喫煙、飲酒、牛・豚・羊などの赤肉の摂取、ベーコン・ハム・ソーセージなどの加工肉の摂取などです。身体的な特徴は、体脂肪率の高い人、腹部の肥満、高身長などがあります。また、家族歴や遺伝子にも関連があるといわれています。
大腸がんの症状は、早期の段階では自覚症状はなく、進行するにしたがって症状がでてきます。血便、下血、便が細くなる、便が残る感じがするなどの症状がでます。排便に伴う自覚症状が多く、特に便に血が混じる血便や腸内のがんからの出血による赤色の便、もしくは赤黒い便、便の表面に血液が付着する下血が多く現れます。しかし、血便や下血は痔の症状でもみられるため、必ずしも大腸がんの症状とはかぎりません。
大腸は、小腸から続く約2mの消化管です。口側から「虫垂」、「盲腸」、「結腸」、「直腸S状部」、「直腸」で構成され、括約筋がある肛門管に続きます。結腸は、盲腸から上に向かう「上行結腸」、左上腹部へ向かう「横行結腸」、S状結腸に向かって下る「下行結腸」、S状のカーブを描く「S状結腸」に区別されています。さらに、S状結腸と直腸の間を「直腸S状部」、直腸の上部を「上部直腸」、下部を「下部直腸」に区別されます。大腸がんのそれぞれの部位で発生頻度は異なります。2000~2002年にかけて大腸がん手術を行った17449の症例報告から、大腸がんの部位別発生率では、直腸がんとS状結腸がんが多くなっています。
大腸がんは、がん化した元の細胞の組織の違いによって、腺がん、扁平上皮がん、腺扁平上皮がんの3種類に分類されます。3つのうち、多くは腺がんで、腺がんはさらに6種類に分類されます。
大腸がんは、内側から粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5つの層で構成されており、大腸がんは、一番内側の粘膜から発生し進行するほど外側の層へ浸潤していきます。この5つの層のどこまでがんが広がっているかを示すのが深達度です。深達度は6段階に分類されます。
大腸がんのステージ分類は、この深達度にリンパ節への転移の程度、遠隔臓器への転移の程度で決定されます。

大腸の部位別発生頻度
大腸の部位 | 発生頻度 |
---|---|
直腸がん | 26.4% |
S状結腸がん | 26.4% |
上行結腸がん | 13.6% |
直腸S状部がん | 12.5% |
横行結腸がん | 9.2% |
盲腸がん | 6.5% |
下行結腸がん | 4.8% |
大腸癌全国登録(大腸癌研究会)より作成

大腸がんの進行度分類
遠隔転移 | M0 | M1 | ||||||
リンパ節転移 | N0 | N1(N1a/N1b) | N2a | N2b/N3 | M1a | M1b | M1c | |
壁深達度 | Tis | 0 | – | – | – | Nに関係なく | ||
T1a・T1b | I | IIIA | IIIA | IIIB | IVA | IVB | IVC | |
T2 | IIIA | IIIB | IIIB | |||||
T3 | IIA | IIIB | IIIB | IIIC | ||||
T4a | IIB | IIIB | IIIC | IIIC | ||||
T4b | IIC | IIIC | IIIC | IIIC |
大腸癌取扱い規約(第9版)より作成
治験薬: TAK-931
TAK-931は、CDC7酵素を選択的に阻害する分子標的薬です。
細胞が分裂するときは、DNAが複製されます。DNAの複製開始に関わるのがCDC7です。CDC7の働きを阻害することで、DNAの複製ができず、がん細胞の遺伝情報が不安定になり、細胞死を誘導します。
主な治験参加条件
対象となる人 |
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対象とならない人 |
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治験情報に関する注意点
治験は、治療を兼ねた臨床試験のことです。薬の元となる物質を動物実験などで有効性や安全性を確認した上で、ヒトに対して使用しても同様に安全で治療効果が予測されるもので行われますが、治験の時点ではまだ有効性や安全性が十分に確認できているわけではありません。有効性や安全性が科学的に証明された治療が、標準治療で、新しい治療が必ずしも最良の治療ではないということを理解してください。その一方で標準治療が確立していない、または薬の耐性ができ、効果が期待できる薬がなくなった患者さんにとって治験は新しい治療選択となる可能性もあります。
治験は「ヘルシンキ宣言」に基づく倫理的原則と、「医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)」を遵守して行われています。治験実施にあたり、日本では「医薬品の臨床試験の実施に関する基準(GCP)」という厳しいルールが定められています。これにより、治験に参加される方の利益が損なわれることがないよう、安全な手続きで治験は進められます。
治験情報を探すとき、治験を受けたいと思ったときは、まず治験とはどのようなものなのかを理解してください。
がんの治験情報をお探しの方に知ってほしい5つのこと
※ここに掲載した多くの情報は、JAPIC-CTIやUMIN-CTRに登録された情報を元にし、一般の人でもわかりやすく解説しています。
試験概要詳細
試験の名称 | 遠隔転移を有する膵癌、遠隔転移を有する結腸・直腸癌及び他の進行性固形がんの患者を対象にTAK-931を単独投与したときの安全性、忍容性及び有効性を評価する第2相非盲検並行群試験 |
試験の概要 | 本治験の被験薬はTAK-931である。TAK-931は体内でCDC7キナーゼと呼ばれる特異タンパク質の作用を阻害する。米国及び日本では、転移性癌(結腸・直腸癌、扁平上皮非小細胞肺癌及び食道扁平上皮癌患者)の被験者を対象に、また米国では合わせて、標準的治療法のないあらゆる転移性癌の被験者を対象にTAK-931が投与される。本治験はTAK-931の安全性、忍容性、及び薬物動態を検討する目的で実施する 本治験の被験者数は約160例を予定しており、5つのコホートに割り当てられる。1) 他に標準治療のない欧米人の転移性固形がん患者(日系人を除く)で構成される安全性コホート、2) 遠隔転移を有する膵癌患者で構成されるコホート、3) 遠隔転移を有する結腸・直腸癌の患者で構成されるコホート、4) 遠隔転移を有する扁平上皮非小細胞肺癌の患者で構成されるコホート、5) 遠隔転移を有する食道扁平上皮癌患者で構成されるコホートである。全ての被験者に対して以下の被験薬が投与される TAK-931 50 mgカプセル 全ての被験者は治験を通じて毎日同じ時間に50mgカプセルを1日1回、14日間服用し、7日間休薬する(21日サイクル) 本治験は米国及び日本で実施される多施設共同治験で、治験参加期間はおよそ24ヶ月を予定しており、参加者は複数回来院する。欧米人コホート及び疾患別コホートでは最後の被験薬の投与から病勢の進行、追跡不能、同意撤回、死亡、抗悪性腫瘍剤による新規の全身療法の開始、治験の中止、投与終了から6 ヵ月のいずれか早い時点まで、12週間ごとに無増悪生存期間(PFS)の追跡調査を実施する。病勢の進行が一度確認された場合、疾患別コホートでは最後の被験薬の投与から死亡、追跡不能、同意撤回、治験の中止、又は、長期安全性調査、single-patient IND 申請又は類似のプログラムへの移行のいずれか早い時点まで12週毎に全生存期間(OS)の追跡調査を実施する |
疾患名 | 遠隔転移を有する膵癌、結腸・直腸癌、食道扁平上皮癌、扁平上皮非小細胞肺癌 |
試験薬剤名 | TAK-931 |
用法・用量 | TAK-931 50mgカプセル剤を1日1回で14日間経口投与し、7日間休薬する(21日サイクル)。これを病勢進行または許容できない毒性が生じるまで継続する(最大1年間) |
試験のフェーズ | フェーズ2(第2相臨床試験) |
試験のデザイン | 非盲検、並行群試験 |
目標症例数 | 160 |
適格基準 |
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除外基準 |
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主要な評価項目 | 欧米人安全性コホートにおける用量制限毒性(DLT)に至った有害事象が発現した被験者の割合 |
主要な評価方法 | DLTには発熱を伴わないGrade4の好中球減少症、発熱を伴うGrade3 以上の好中球減少症、Grade4の血小板減少症、Grade2 の出血を伴う又は輸血が必要なGrade3以上の血小板減少症、血液毒性又は非血液毒性が十分に回復しないために、サイクル2の開始が14日間を超えて遅延した場合、心エコー(ECHO)又はマルチゲートスキャン(MUGA)により確認されたGrade2の心駆出率低下、Grade4の臨床検査値異常、その他のGrade2の非血液毒性で、治験責任医師又は治験分担医師により治験薬との因果関係あり、かつ用量制限的と判断された場合、治験薬との因果関係ありと判断された有害事象により、サイクル1でのTAK-931の投与回数が規定回数の50%未満(7回未満)となった被験者、Grade3以上の非血液毒性(ただし、一定の基準を満たすGrade3の関節痛/筋肉痛、疲労、臨床検査値異常、悪心及び/又は嘔吐、下痢を除く) 評価期間:最長1年間 |
主要な評価項目 | 欧米人安全性コホートにおける有害事象、重篤な有害事象、用量調整に至った有害事象及び投与中止に至った有害事象が発現した被験者の割合 |
主要な評価方法 | 有害事象とは、医薬品(治験薬を含む)が投与された際に起こる、あらゆる好ましくない、あるいは意図しない徴候(臨床検査値の異常を含む)、症状又は病気のことであり、当該医薬品(治験薬を含む)との因果関係の有無は問わない。重篤な有害事象とは有害事象のうち、死に至るもの、生命を脅かすもの、入院又は入院期間の延長が必要となるもの、永続的又は顕著な障害若しくは機能不全に陥るもの、先天異常をきたすもの、その他の医学的に重大な状態をいう 評価期間:最長1年間 |
副次的な評価項目 | 病勢コントロール率(DCR) |
副次的な評価方法 | DCR:完全奏効(CR)+部分奏功(PR)+安定(SD)(SD でDCR の条件を満たすには、治療開始後6 週間以上が経過してからSD が確認される必要がある)の被験者の割合である。効果及び進行判定は固形がんの治療効果判定規準(RECIST)第1.1版が用いられる。CR:全ての標的病変の消失、PR:ベースライン長径和と比較して標的病変の最長径の和が30%以上減少、PD:治療開始以降に記録された最小の最長径の和と比較して標的病変の最長径の和が20%以上増加、SD:PR とするには腫瘍の縮小が不十分で,かつPDとするには治療開始以降の最小の最長径の和に比して腫瘍の増大が不十分 評価期間:最長1年間 |
副次的な評価項目 | Cmax: TAK-931の最高血漿中濃度 |
副次的な評価方法 | 評価期間:サイクル1の1日目、8日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | Tmax: TAK-931のCmax到達時間 |
副次的な評価方法 | 評価期間:サイクル1の1日目、8日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | AUC(0-24): TAK-931の0時間から24時間までの血漿中濃度−時間曲線下面積 |
副次的な評価方法 | 評価期間:サイクル1の1日目、8日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | AUClast: TAK-931の0時間から最終定量可能時間までの血漿中濃度−時間曲線下面積 |
副次的な評価方法 | 評価期間:サイクル1の1日目、8日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | CLr: TAK-931の腎クリアランス |
副次的な評価方法 | CLr:尿中に含まれる薬物のみかけ上のクリアランス(血液中から除去された物質の減少率)の値。 評価期間:サイクル1の1日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | t1/2z: 終末相半減期 |
副次的な評価方法 | 評価期間:サイクル1の8日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | CLss/F: 定常状態における見かけの経口クリアランス |
副次的な評価方法 | CL/F:血漿中からの薬物の見かけ上のクリアランスで、薬物投与量をAUC(L/hr)で除した値 評価期間:サイクル1の8日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | Rac(AUC): AUC tに基づく蓄積比 |
副次的な評価方法 | 評価期間:サイクル1の8日目の投与直前と各測定時間(24時間まで) |
副次的な評価項目 | 全奏効率(ORR:CR+PR) |
副次的な評価方法 | ORR:完全奏効(CR)又は部分奏功(PR)となった被験者の割合。本治験では治療効果判定にRECIST第1.1版が用いられる。CR:全ての標的病変の消失、PR:ベースライン長径和と比較して標的病変の最長径の和が30%以上減少、PD:治療開始以降に記録された最小の最長径の和と比較して標的病変の最長径の和が20%以上増加 評価期間:最長1年間 |
副次的な評価項目 | 奏効期間(DOR) |
副次的な評価方法 | DOR:最初に奏効(CR又はPR)が認められてから、最初にPD/再発となった日までの期間。本治験では治療効果判定にRECIST第1.1版が用いられる。CR:全ての標的病変の消失、PR:ベースライン長径和と比較して標的病変の最長径の和が30% 以上減少、PD:治療開始以降に記録された最小の最長径の和と比較して標的病変の最長径の和が20%以上増加 評価期間:最長1年間 |
副次的な評価項目 | 無増悪生存期間(PFS) |
副次的な評価方法 | PFS:初回投与日からPD が最初に確認された日又は死亡(原因を問わない)のいずれか早い時点までの期間。本治験では治療効果判定にRECIST第1.1版が用いられる。PD:治療開始以降に記録された最小の最長径の和と比較して標的病変の最長径の和が20%以上増加 評価期間:ランダム化からPDが確認された日又は死亡日のいずれか早い時点までの期間(最長1年間) |
副次的な評価項目 | 全生存期間(OS) |
副次的な評価方法 | OS:初回投与日から死亡日までの期間 評価期間:最長1年間 |
副次的な評価項目 | 疾患別コホートにおける有害事象が発現した被験者の割合 |
副次的な評価方法 | 疾患別コホートにおけるGrade 3以上の有害事象、重篤な有害事象、投与中止又は用量調整に至った有害事象、臨床検査値及びバイタルサイン測定値の臨床的に重要な変化を評価する。有害事象とは、医薬品(治験薬を含む)が投与された際に起こる、あらゆる好ましくない、あるいは意図しない徴候(臨床検査値の異常を含む)、症状又は病気のことであり、当該医薬品(治験薬を含む)との因果関係の有無は問わない。重篤な有害事象とは有害事象のうち、死に至るもの、生命を脅かすもの、入院又は入院期間の延長が必要となるもの、永続的又は顕著な障害若しくは機能不全に陥るもの、先天異常をきたすもの、その他の医学的に重大な状態をいう 評価期間:最長1年間 |
予定試験期間 | 2017年10月25日~2020年8月26日 |