ハイヤスタ、国内製造販売承認をMeiji SeikaファルマがHuya Japan合同会社から承継
2022/12/14
文:がん+編集部
抗悪性腫瘍薬「ツシジノスタット(製品名:ハイヤスタ)」の日本における製造販売承認をMeiji Seikaファルマが、Huya Japan合同会社から承継しました。
ハイヤスタ、B細胞性非ホジキンリンパ腫と悪性黒色腫に対する治験を実施中
Meiji Seikaファルマ株式会社は2022年11月30日、ツシジノスタットの日本における製造販売承認をHuya Japan合同会社から承継したことを発表しました。
ツシジノスタットの現在の適応症は、「再発または難治性の成人T細胞白血病リンパ腫」と「再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫」です。これに加え、再発または難治性のB細胞性非ホジキンリンパ腫患者さんを対象に、リツキシマブ併用投与時のツシジノスタットに関する安全性、忍容性および有効性を評価する第1b/2相試験を実施中です。また、海外ではニボルマブ(製品名:オプジーボ)との併用により、未治療の転移性または切除不能な悪性黒色腫を対象とした第3相試験が実施されています。
同社は、次のように述べています。
「製造販売承認の承継により、今後はMeiji Seika ファルマが品質保証と安定供給ならびに安全管理を自社で実施するとともに、引き続き適正使用情報を提供します。ハイヤスタが血液腫瘍などに対する新たな治療選択肢となり、患者さんの予後とQOLの向上に貢献できるよう全力で取り組んでまいります」