キイトルーダ、再発または難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫の治療薬として承認申請

2022/12/20

文:がん+編集部

 ペムブロリズマブ(製品名:キイトルーダ)が、再発または難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫の治療薬として承認申請されました。

第2相KEYNOTE-170試験と第1相KEYNOTE-A33試験の良好な結果に基づき申請

 MSD株式会社は2022年12月5日、再発または難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫の治療薬として、ペムブロリズマブの承認申請を行ったことを発表しました。今回の承認は、海外第2相KEYNOTE-170試験と国内第1相KEYNOTE-A33試験の結果に基づくものです。

 KEYNOTE-170試験は、再発または難治性原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫の患者さんを対象に、ペムブロリズマブの有効性と安全性を評価した第2相試験です。評価項目には全奏効率、無増悪生存期間有害事象などが含まれました。

KEYNOTE-170試験の最終解析結果(2020年10月23日時点)は、以下の通りです。

全奏効率:41.5%
完全奏効率:20.8%
無増悪生存期間の中央値:4.3か月
有害事象率:56.6%