乳がん乳房再建経験者の写真集、12人のモデル募集中

2024/02/02

文:がん+編集部

 乳がんによる乳房再建手術の経験者をモデルにした写真集の制作にあたり、12人のモデルを募集中。撮影は写真家の蜷川実花さんが担当します。

14年ぶりに第2弾として制作、写真家・蜷川実花さんが撮影

 NPO法人エンパワリング ブレストキャンサー/E-BeCは2024年2月1日、乳がんによる乳房再建手術経験者をモデルにした写真集第2弾を企画し、12人のモデルを募集することを発表しました。

 E-BeCの前身であるSTPプロジェクトでは、2010年、乳房再建経験者の写真集「いのちの乳房~乳がんによる「乳房再建手術」にのぞんだ19人~」(撮影:荒木経惟氏)を出版しています。出版後、「写真集を見て勇気づけられた」「乳房再建という選択があることを知り、前向きに乳がん治療を受けることができた」という乳がん患者さんからの声が寄せられ、出版から14年が経った今も、写真集を見たい、欲しいという声が届いているそうです。

 「近年、乳房再建手術を取り巻く環境は大きく変わり、術式も進化、多様化してきました。また、乳房再建は乳がん患者さんの心と身体、両方にとって大切なアピアランスケアであるという認識も深まっています。そのような機運をとらえ、私たちE-BeCは、今こそ、時代のニーズにあった新たな写真集が必要だと考えました」と、理事長の真水美佳さんは企画に至った背景を話しています。

 今回撮影するのは写真家の蜷川実花さん。蜷川さんとともに選考し、5月に撮影し、10月に出版予定です。

【募集概要】
・条件:上半身裸、顔出し、メディアのインタビュー等に対応可能な方
・募集人数:12人(自家組織再建 5人、インプラント再建 5人、脂肪注入による再建 2人)
・撮影:2024年5月17日(金)、5月18日(土) 東京都内のスタジオで
・締め切り:2024年2月29日(木)
※応募多数の場合は早めに締め切りとなります