疼痛管理
トウツウカンリ
がん患者さんの痛みを軽減し、生活の質(QOL)を向上させるための包括的な取り組みのこと。特にがん患者さんにおいて重要な役割を果たす。がんそのものや治療による痛みは患者さんの身体的・精神的苦痛を引き起こすため、適切な痛み対策が不可欠である。疼痛管理では、鎮痛薬の投与や神経ブロックなどの医学的アプローチに加え、リラクゼーション法や心理療法などの非薬物療法も組み合わせて行われる。患者さん個々の状況に応じて最適な方法を選択し、継続的に評価・調整することで、痛みを最小限に抑え、患者さんのQOLの維持・向上を目的に行われる。