FGFR阻害薬E7090、FGFR2陽性切除不能な胆道がんの効能・効果で希少疾病用医薬品に指定

文:がん+編集部

 線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)阻害薬「E7090」が、FGFR2融合遺伝子陽性の切除不能な胆道がんを効能・効果として厚生労働省から希少疾病用医薬品に指定されました。

E7090、従来のFGFR阻害薬とは異なり、FGFRに素早く強力に結合しかつ高い選択性を示すキナーゼ阻害薬

 エーザイは2月22日、経口投与可能な新規抗がん剤として開発中のFGFR選択的チロシンキナーゼ阻害薬E7090が、FGFR2融合遺伝子がある切除不能な胆道がんを予定される効能・効果として、厚生労働省より希少疾病用医薬品に指定されたことを発表しました。

 E7090は、FGFR1、FGFR2、FGFR3に対して選択的阻害活性を示す経口投与可能な新規チロシンキナーゼ阻害薬です。従来のFGFR阻害薬とは異なり、FGFRに素早く強力に結合し、かつ高い選択性を示すキナーゼ阻害作用により、抗腫瘍効果を現すことが推察されています。現在、FGFR2融合遺伝子陽性の胆管がんを対象とした第2相臨試験が行われています。

 同社は、次のように述べています。

 「当社は、がん領域を重点領域の一つと位置づけており、がんの「治癒」に向けた画期的な新薬創出をめざしています。E7090によるがん治療の可能性を引き続き追求し、がん患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります」