非ステロイド性疼痛治療薬ジクトルテープ、がん疼痛の効能・効果で国内承認

文:がん+編集部

 経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療薬ジクロフェナクナトリウム(製品名:ジクトルテープ)が、がん疼痛の効能・効果で国内承認されました。

ジクトルテープ、1日1回経皮投与で24時間効果が持続

 久光製薬は3月23日、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療薬ジクロフェナクナトリウムのがん疼痛に関する国内製造販売承認を取得したことを発表しました。がん疼痛患者さんを対象とした国内第3相試験 で有効性と安全性が確認されています。

 臨床試験では、がん疼痛患者さんに1日1回ジクロフェナクナトリウムを投与した際の有効性および安全性について、プラセボと比較。その結果、有効性の主要評価項目において、ジクロフェナクナトリウムはプラセボに対し、統計学的な有意差が認められ、安全性に関しても開発上の問題となる副作用は認められませんでした。

 ジクロフェナクナトリウムは、同社の経皮薬物送達システム技術により開発された全身性の経皮吸収型の薬剤です。1日1回の経皮投与で、消化管を経由せず、直接全身の血液中に移行し、24時間安定した効果の持続が期待されます。これまで、非ステロイド性抗炎症薬は注射剤だけでしたが、今回の承認により、嚥下困難な患者さんにも投与でき、がん疼痛の新たな選択肢となります。

 同社は今回の承認に際し、次のように述べています。

 「本剤の適切な情報提供を通じて、がん疼痛患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献してまいります」

販売名ジクトル®テープ75mg(ZICTHORU®Tapes75mg)
一般名ジクロフェナクナトリウム
効能・効果各種がんにおける鎮痛
用法・用量通常、成人に対し、1日1回、2枚(ジクロフェナクナトリウムとして150mg)を胸部、腹部、上腕部、背部、腰部又は大腿部に貼付し、1日(約24時間)毎に貼り替える。なお、症状や状態により1日3枚(ジクロフェナクナトリウムとして225mg)に増量できる
製剤の大きさ70cm2(7cmx10cm)