切除不能なステージ3の局所進行非小細胞肺がんを対象にオプジーボを評価したCheckMate-73L試験の結果を発表

2024/05/29

文:がん+編集部

 切除不能なステージ3の局所進行非小細胞肺がんを対象に、ニボルマブ(製品名:オプジーボ)を評価したCheckMate-73L試験において、主要評価項目の無増悪生存期間は改善が認められませんでした。

主要評価項目である無増悪生存期間を達成せず

 ブリストル マイヤーズ スクイブ社は2024年5月10日、CheckMate-73L試験の結果を発表しました。

 CheckMate-73L試験は、根治的切除術を受ける予定ではないまたは不適応な、治療歴のないステージ3の局所進行非小細胞肺がん患者さん925人を対象に、「ニボルマブ+同時化学放射線療法」併用療法後の「ニボルマブ+イピリブマブ(製品名:ヤーボイ)」併用療法(グループA)またはニボルマブ単剤療法(グループB)と同時化学放射線療法単独後のデュルバルマブ(製品名:イミフィンジ)(グループC)を比較した第3相試験です。

 主要評価項目は、グループAとグループCを比較した無増悪生存期間、主な副次評価項目は、全患者さんの全生存期間、無増悪生存期間、奏効率、奏効までの期間、奏効期間、安全性などでした。

 試験の結果、グループAとグループCを比較した無増悪生存期間の改善が認められず、主要評価項目が達成されませんでした。安全性に関しては、これまでに報告されている安全性プロファイルと一貫していました。

 同社のバイスプレジデント兼胸部がん領域グローバルプログラム責任者であるJoseph Fiore氏は、次のように述べています。

 「残念ながら、確定的な化学放射線療法と同時に免疫療法を追加することは、この設定では無増悪生存期間を改善しませんでした。これらの患者さんにとっては、依然として長期的な予後の改善が強く必要とされており、今回の結果は、この設定における今後の医薬品の開発に役立つと考えています。この重要な研究にご協力いただいた患者さん、ご家族の皆様、そして治験担当医師の方々に感謝を申し上げます」