CTLA-4

CTLA-4 シーティエルエーフォー
免疫細胞とがん細胞の表面には、「免疫を抑制しなさい」という指令を伝達するためのタンパク質が発現しており、免疫細胞に発現しているタンパク質を免疫チェックポイント分子という。CTLA-4は、免疫細胞(T細胞)に発現している代表的な免疫チェックポイント分子の1つである。通常は、免疫系が過剰に活性化するのを防ぎ、自己免疫疾患を予防している。一方で、がん細胞はこの機能を利用して免疫系から逃れることがある。そのため、CTLA-4を阻害する薬剤が開発され、がん免疫療法に用いられている。