オプジーボとカボメティクス併用療法、腎細胞がんに対する治験で無増悪生存期間を改善

文:がん+編集部

 ニボルマブ(製品名:オプジーボ)とカボザンチニブ(製品名:カボメティクス)併用療法が、未治療の進行性または転移性腎細胞がんに対する治験で、無増悪生存期間、全生存期間、奏効率を改善しました。

計画された中間解析でも、全生存期間および奏効率を改善

 小野薬品工業と武田薬品工業は4月21日、未治療の進行性または転移性腎細胞がん患者さんを対象に、ニボルマブとカボザンチニブの併用療法を評価した第3相CheckMate-9ER試験の結果を発表しました。

 CheckMate-9ER試験では、ニボルマブとカボザンチニブの併用療法と、スニチニブ(製品名:スーテント)を比較して、主要評価項目の無増悪生存期間と副次的評価項目の全生存期間、奏効率などで評価した臨床試験です。カボザンチニブは、キナーゼ阻害剤で、2020年3月に、根治切除不能または転移性の腎細胞がんを適応として厚生労働省の製造販売承認を取得しています。

 本試験の最終解析の結果、無増悪生存期間を改善し、あらかじめ計画された中間解析で全生存期間と奏効率も改善しました。安全性に関しては、未治療の腎細胞がんを対象とした免疫療法とキナーゼ阻害剤の併用療法でこれまでに報告されているものと一貫していました。