神経内分泌腫瘍を対象とした治療用放射性医薬品「ルタテラ」が発売

文:がん+編集部

 神経内分泌腫瘍を対象とした治療用放射性医薬品ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)(製品名:ルタテラ)が発売されました。

ルタテラ、体内から病巣に放射線を照射してがん細胞を直接攻撃する医薬品

 富士フイルム富山化学は8月31日、治療用放射性医薬品ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)を、2021年9月29日から発売することを発表しました。

 ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)は、体内から病巣に放射線を照射する「放射性リガンド療法」の一種「ペプチド受容体放射性核種療法」で使用される医薬品として日本で初めて発売されます。適応症は、「ソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍」です。

 同医薬品は、ソマトスタチンに似た物質に放射性同位元素の「ルテチウム177」を標識した医薬品です。神経内分泌腫瘍で高発現しているソマトスタチンの受容体に結合し、ルテチウム177から放出される放射線でがん細胞を攻撃します。