ステージ2B/Cの悪性黒色腫を対象に、術後補助療法としてオプジーボを評価したCheckMate-76K試験の結果を発表

2022/10/12

文:がん+編集部

 ステージ2B/Cの悪性黒色腫を対象に、術後補助療法としてニボルマブ(製品名:オプジーボ)を評価したCheckMate-76K試験の結果を発表。無再発生存期間の統計学的有意かつ臨床的に意義のある改善が認められました。

オプジーボ、プラセボと比較して無再発生存期間を統計学的有意に改善

 小野薬品工業とブリストル マイヤーズ スクイブ社は2022年9月15日、CheckMate-76K試験の結果を発表しました。

 CheckMate-76K試験は、根治切除後のステージ2B/Cの悪性黒色腫患者さんを対象に、術後補助療法としてニボルマブ(480mgを4週間間隔で最長12か月の投与)とプラセボを比較した第3相試験です。主要評価項目は無再発生存期間、副次評価項目は全生存期間、無遠隔転移生存期間、2次治療までの無増悪生存期間、安全性などです。

 あらかじめ計画された中間解析の結果、ニボルマブはプラセボと比較して、無再発生存期間が統計学的有意かつ臨床的に意義のある改善を示しました。安全性に関しては、新たな安全性シグナルは認められませんでした。

 ブリストル マイヤーズ スクイブの悪性黒色腫の開発責任者である Gina Fusaro医学博士は、次のように述べています。

 「ステージ2B/Cの悪性黒色腫患者さんは再発リスクが高く、ステージ2Bでは約3分の 1、ステージ2Cでは約半数の患者さんが術後5年以内に再発を経験します。CheckMate-76K試験の結果は、ステージ2B/Cの悪性黒色腫患者さんにとって大きな進展であり、悪性黒色腫の治療において私たちが築いてきた礎をさらに強固にするものです。がん患者さんにとって、再発は人生を一変させる出来事です。免疫システムがより反応しやすい、がんの早期ステージにオプジーボで治療を行うことで再発を防ぎ、患者さんの予後を改善するという重要な目標の達成につながる可能性があります」