切除可能な非小細胞肺がんを対象に、オプジーボの術前・術後補助療法を評価したCheckMate-77T試験結果を発表

2023/10/27

文:がん+編集部

 切除可能な非小細胞肺がんを対象に、術前の「ニボルマブ(製品名:オプジーボ)+化学療法」とそれに続く術後のニボルマブ単独療法を評価したCheckMate-77T試験の結果を発表。無イベント生存期間の統計学的に有意な改善が認められました。

オプジーボの周術期療法レジメン、プラセボと比較して無イベント生存期間を有意に改善

 ブリストル マイヤーズ スクイブ社は2023年9月22日、CheckMate-77T試験の結果を発表しました。

 CheckMate-77T試験は、切除可能なステージ2A~3Bの非小細胞肺がん患者さん452人を対象に、「ニボルマブ+化学療法」による術前補助療法とそれに続く手術後のニボルマブによる術後補助療法を、術前補助療法「プラセボ+化学療法」に続く手術後のプラセボによる術後補助療法と比較した第3相試験です。主要評価項目は無イベント生存期間、副次評価項目は全生存期間、病理学的完全奏効、Major Pathological Response(MPR)などでした。

 中間解析の結果、「ニボルマブ+化学療法」併用による術前補助療法とニボルマブによる術後補助療法のレジメンは、「プラセボ+化学療法」による術前補助療法とプラセボによる術後補助療法のレジメンと比較して、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある無イベント生存期間の改善が認められました。安全性に関しては、これまでに認められている安全性プロファイルと一貫していました。

 同社のバイスプレジデント兼胸部がん領域グローバル開発担当であるAbderrahim Oukessou医師は、次のように述べています。

 「近年、非転移性非小細胞肺がんの治療は科学的に著しい進歩を遂げています。私たちは、より多くの患者さんがより良い長期予後を得られるように、引き続き新たな解決策を見つけ出すことに取組んでいきます。術前補助療法においてオプジーボが唯一の抗PD-1抗体として承認を受けたCheckMate-816試験のデータと合わせて、今回の結果が切除可能な非小細胞肺がんにおいて当社のリーダーシップを裏付けるとともに、胸部がん領域における科学に変革をもたらすという当社のレガシーを強固にします。試験にご参加いただいた患者さんおよび治験担当医師の皆さまに感謝を申し上げます。皆さまのおかげで、早期ステージのがんの治療における免疫療法薬の重要性の理解をさらに深めることができました」