レンバチニブ、英国NICEが甲状腺がん治療薬として推奨

文:がん+編集部

成人を対象とした放射性ヨウ素治療抵抗性の進行性または再発の分化型甲状腺がんの治療薬として推奨

 エーザイ株式会社は2月16日、分子標的薬レンバチニブ(製品名:レンビマ)が英国国立医療技術評価機構(NICE)により公表された最終評価報告で、成人に対する放射性ヨウ素治療抵抗性の進行性または再発の分化型甲状腺がん(乳頭がん、濾胞がん、ヒュルトレ細胞がん)の治療薬として推奨されたことを発表しました。

 NICEの評価プロセスでは、レンバチニブとプラセボを比較した結果、無増悪生存期間を統計学的に有意に改善し、さらに、全生存期間の延長も示されていると評価されました。この結果、レンバチニブが、手術や放射性ヨウ素治療後の進行性または再発の分化型甲状腺がんに対する治療オプションのひとつであると結論付けられたとしています。

 レンバチニブは現在、甲状腺がんの適応で米国、日本、欧州、アジアなど50か国以上で承認されています。また、米国、欧州など40か国以上で、腎細胞がんの二次治療に対してエベロリムスとの併用療法で承認されています。また、日本では2017年6月に、肝細胞がんの適応で承認申請を行いました。

 腎細胞がんの一次治療を対象とした、エベロリムス(製品名:アフィニトール)やペムブロリズマブ(製品名:キイトルーダ)との2つの併用療法について、第3相臨床試験が進行しています。

 ペムブロリズマブとの併用療法については、子宮内膜がん、腎細胞がん、非小細胞肺がん、尿路上皮がん、頭頸部がん、メラノーマを対象とした第1b/2相臨床試験と肝細胞がんを対象とした第1b相臨床試験が進行中です。また、日本では、ニボルマブ(製品名:オプジーボ)との併用療法による、肝細胞がんを対象とした第1b相臨床試験を開始したとしています。

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