オプジーボ、食道がん・胃食道接合部がんに対する術後補助療法として無病生存期間を改善

文:がん+編集部

 食道がんまたは胃食道接合部がんに対する術後補助療法として、ニボルマブ(製品名:オプジーボ)を評価した臨床試験で、無病生存期間の統計学的有意な改善が示されました。

術後の食道がん患者さんに対する新たな治療選択として期待

 ブリストル マイヤーズ スクイブ社は8月11日、切除後の食道がんまたは胃食道接合部がんに対する術後補助療法としてニボルマブを評価した第3相CheckMate-577試験において、予め計画されていた中間解析で、主要評価項目である無病生存期間を達成したことを発表しました。

 CheckMate-577試験は、食道がんまたは胃食道接合部がん患者さんで、術前補助化学放射線療法を受け、病理学的に完全奏効が得られず、切除後の術後補助療法としてニボルマブを投与・評価した臨床試験です。プラセボまたはニボルマブ240mgを2週間間隔で16週間投与し、その後ニボルマブ480mgを4週間間隔で病勢進行または忍容できない毒性が認められるまで投与が継続されました。主要評価項目は無病生存期間、副次的評価項目は全生存期間でした。

 プラセボと比較した結果、すべての患者さんで無病生存期間における統計学的に有意な改善が認められました。安全性に関しては、これまでに報告された安全性プロファイルと一致していました。

 ベイラー大学医学センター、Charles A. Sammonsがんセンター長のRonan J. Kelly医師は、次のように述べています。

 「術前補助化学放射線療法後に腫瘍切除を受けた食道がんまたは胃食道接合部がん患者さんの約50%が4年以内に再発し、術前補助療法に完全奏効を示さなかった患者さんでは、より早期に再発します。腫瘍内科医は、術前化学放射線療法および手術後の食道がん患者さんに提供する治療選択肢がなく、病理学的に完全奏効を示すことができませんでした。ようやく、この術後補助療法の患者さんに対してニボルマブによる治療選択肢を提供できることになります」