肺がん患者さんと家族に向けたマンガ動画シリーズ「いきる”みかた”を見つける」を公開

2021/12/16

文:がん+編集部

 肺がん患者さんと家族に向けたマンガ動画シリーズ「いきる”みかた”を見つける」が公開されました。

診断直後から治療開始前の肺がん患者さんと家族に向けたマンガ動画

 ノバルティスファーマは11月17日、11月の肺がん啓発月間の患者支援活動の一環として、肺がん患者さんと家族に向けたマンガ動画シリーズ「いきる”みかた”を見つける」を公開したことを発表しました。NPO法人肺がん患者の会ワンステップとノバルティス ファーマの共同制作によるものです。

 肺がんと診断された直後の患者さんと家族は、想定外の出来事に動揺する心理状態のなか、膨大な医学情報や複雑な治療選択肢を短時間で検討しなくてはならず、大きなストレスとなっています。今回の「肺がんマンガ動画」は、このような困難な状況に置かれやすい、診断直後から治療開始前の肺がん患者さんと家族に向けて制作されました。第1話と第2話が公開中で、第3話は12月17日公開予定です。

  • 第1話「“患者の知らない”医師の心情(ウチガワ) ~診断から治療まで~」
    監修:青野ひろみ氏(東京警察病院 呼吸器科部長)
  • 第2話「肺がんの治療ってどう決めるの?~遺伝子検査編~」
    監修:澤祥幸 氏(岐阜市民病院 がん診療局長)

 同社のオンコロジー ジャパン プレジデントのブライアン・グラッツデンは、次のように述べています。

 「ノバルティスは患者さんのために存在する企業です。私たちの活動の中心は、患者さんであり、治療以外でも患者さんにどのような貢献ができるか常に真剣に考えています。肺がん患者会ワンステップとの協働で制作したこのマンガ動画が、患者さんとそのご家族に、分かりやすい肺がん情報を提供し、一人でも多くの方が、治療や人生に前向きに向き合うために貢献することを願っています」

 また、ワンステップ代表の長谷川 一男氏は、次のように述べています。

 「肺がん患者や家族向けの情報は数多あります。しかしながら、それらは患者に『伝える』ために制作されたにもかかわらず、必ずしも患者に『伝わる』ものにはなっていない、とずっと感じていました。患者に『伝わる』情報があったら、その方は別の選択ができていたかもしれません。がん治療はやり直しがききません。肺がん患者さんが治療にも人生にも後悔しないよう、このマンガ動画で、伝わるがん情報と生きる勇気を一人でも多くの方に届けたいと願っています」