非小細胞肺がん 免疫チェックポイント阻害剤と化学療法の併用療法で病勢進行または死亡リスクを低下

文:がん+編集部

 進行扁平上皮非小細胞肺がん患者さんへの一次治療として、免疫チェックポイント阻害剤と化学療法の併用療法を実施している第3相臨床試験の中間解析結果が発表されました。化学療法単独と比べて、病勢進行または死亡リスクを29%低下させたそうです。

進行扁平上皮非小細胞肺がん患者さんへの一次治療として

 スイス・ロシュ社は6月2日、免疫チェックポイント阻害剤アテゾリズマブ(製品名:テセントリク) と化学療法の併用療法について、進行扁平上皮非小細胞肺がん患者さんへの一次治療として実施中の第3相臨床試験IMpower131試験の中間解析結果を発表しました。

 試験の結果、アテゾリズマブと化学療法の併用療法群が化学療法単独群に対して、主要評価項目のひとつである病勢進行または死亡リスクを29%低下させたそうです。12か月無増悪生存期間(PFS)率は、化学療法単独群が12.0%で、アテゾリズマブと化学療法の併用療法群が24.7%でした。今回の中間解析の時点では、統計学的に有意な全生存期間(OS)の延長は示されておらず、試験は計画どおり継続します。アテゾリズマブと化学療法の併用療法における安全性は、これまでの安全性プロファイルと一致しており、今回新たな安全性のシグナルは確認されなかったとしています。

 アテゾリズマブは、2018年1月に切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんを効能・効果として承認を取得し、4月に発売しました。2018年3月には、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに対する他の抗悪性腫瘍剤との併用(一次治療)を予定の適応として、承認申請を行っています。

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