HER2低発現乳がんを特定する新コンパニオン診断薬の開発で2社が提携

文:がん+編集部

 HER2低発現患者さんをより正確に特定するコンパニオン診断薬の開発で、第一三共とロシュグループが提携するそうです。とが提携するそうです。

HER2低発現の患者さんの新たな治療選択開発のために

 第一三共株式会社は11月28日、HER2低発現乳がんを特定するための新しいコンパニオン診断薬の開発で、スイスのロシュグループと提携したことを発表しました。HER2低発現の再発・転移性乳がん患者さんを対象としたトラスツズマブ デルクステカンの第3相臨床試験を開始するにあたり、トラスツズマブ デルクステカンの有効性と安全性を適切に評価するため、HER2低発現患者さんをより正確に特定するためだそうです。この提携により、ロシュ社は免疫組織化学法でHER2低発現を特定するためのコンパニオン診断薬に開発と製造を行います。

 コンパニオン診断薬は、薬剤投与前に治療の有効性や安全性を予測するために使われ、治療効果をモニタリングするためにも利用される臨床検査薬です。

 HER2陽性の乳がんや胃がん患者さんに対する抗HER2薬は承認されていますが、HER2低発現のがん治療に対して承認されている抗HER2薬はありません。第一三共は今回の提携を通じて、HER2低発現の患者さんを対象としたトラスツズマブ デルクステカンの開発を促進し、HER2低発現の患者さんの新たな治療選択となることが期待するとしています。