自宅で、自分でできるHPV検査サービス開始

文:がん+編集部

 子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の自己採取型検査のサービスが開始されました。自分でサンプルを採取して、検査機関に送るだけでHPVの感染がわかります。

HPVウイルス陽性なら、検査後サポートも

 シミックヘルスケア株式会社は2月28日、自己採取HPV検査「SelCheck 子宮頸がん」サービスを開始したことを発表しました。

 「SelCheck 子宮頸がん」は、自宅に届く検査キットを使い、自身でサンプルを採取し、検査機関に郵送するだけで、HPV検査ができます。申し込みや検査結果の確認はWebサイト上で行えます。検査結果は、HPV陽性もしくは陰性、測定不能の3つ。陽性の場合、子宮頸がんの発症リスクが高い16型または18型などウイルスタイプも報告されます。

 「この検査のもう1つの特徴が、検査後のフォローアップです。HPV陽性で高リスクのウイルスタイプの結果がでれば、子宮頸がんの心配で不安になる人も多いでしょう。そこで、陽性の人は看護師による無料相談サービスと精密検査が受けられる医療機関の検索サービスが提供され、検査後の十分なサポートも受けられます。

 「全国がんセンター協議会が取りまとめた「全がん協生存率」の2018年1月の集計では、子宮頸がんステージI期の5年生存率は90.7%。ステージII期で73.3%、III期で56.0%、IV期で21.4%となっています。どのがんでも同様ですが、子宮頸がんでも早期発見、早期治療が大切です。

一方、厚生労働省の国民生活基礎調査平成28年のデータでは、子宮頸がん検診の受診率は、42.4%と欧米諸国の70~80%の受診率に比べて低いのが実情です。「SelCheck 子宮頸がん」のように、自分でサンプルを採取するような検査が普及することで、子宮頸がん検診の受診率の向上も期待されます。