相談:ステージ4の胆のうがんで「治療はできない」と言われましたが、他の方法は?

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妻が胆のうがんのステージ4と診断されました。医師からは「黄疸があるので、治療はできない」と言われております。このまま終末を迎えるしかないのでしょうか。

(家族、男性)

回答:標準治療が受けられない患者さんでは治験という選択肢も

胆道がんの治療に関して、がんプラスに掲載されている記事から、ポイントをご案内します。

胆道がんの治療選択に関して
・胆道がんの治療選択では、まず手術可能かどうかが判定されます
・手術可能な場合、術前評価により必要に応じ、術前処置として「術前胆道ドレナージ」「術前門脈塞栓術」「術前残肝予備能評価」が行われます
・「全身状態が不良で手術に耐えられない」「肝予備能の低下」「遠隔転移がある」など、手術ができない場合は「化学療法」「放射線治療」「化学放射線治療」「緩和ケア」のいずれかが選択されます

標準治療以外の治療に関して
がん治療では、基本的に標準治療が推奨されます。...
標準治療は、有効性や安全性が臨床試験で認められた最も推奨される治療法です。一方で、標準治療が受けられない患者さんでは、治験という選択肢もあります。治験は安全性や有効性を確認するための治療を兼ねた臨床試験です。治験の条件はさまざまです。参加条件にあてはまっても、その他の条件などにより、参加できない場合もあります。ご興味がある場合には、受けられる治験があるか、担当医の先生にご相談なさってみてはいかがでしょうか。この他、セカンドオピニオンを受けるという選択肢もあります。

参考情報
がんプラス 胆道がんを知る「治療」
https://cancer.qlife.jp/biliary-tract/biliary-tract_tips/article18619.html

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