相談:子宮頸がん、パートナーとの性交渉で注意することは?

生活

5年前に子宮頸がんが見つかり、広汎子宮全摘出術を受けました。その後、ラルス放射線治療も受けました。子宮頸がんの術後の性交渉で男性にもHPVが感染し、肛門がんなどを発症することがあると記事で読みました。パートナーとは術前も術後も性交渉があります。子宮頸がんの治療後の性交渉について、注意点など教えてください。

(本人、女性)

回答:性感染症の可能性を下げるため、コンドームを正しく使用

子宮頸がんの原因ウイルスHPV(ヒトパピローマウイルス)について、米国疾病予防管理センターのウェブサイトに掲載されている記事から、ポイントをご案内します。

・HPVは一般的な性感染症ですが、HPVが原因で起こるがんは男性では多くありません
・HPVに感染したほとんどの男性は発症せず、通常HPVは免疫により排除されます
・HPVが排除されない場合は、男性では性器にできる「いぼ(尖圭コンジローマ)」や「陰茎がん」「肛門がん」「口腔がん」など特定のがんを引き起こす可能性があります
・現在、男性に対するHPV検査で承認され、推奨されているものはありません
・性交時に正しくコンドームを使用することで、HPVを含むすべての性感染症の可能性を低くすることはできますが、コンドームに覆われていない部位に感染する可能性はあり、HPVの感染を完全に防ぐことはできません

いぼ、しこり、陰茎、陰嚢、肛門、口、喉の痛みなどの症状がある場合は、医療機関を受診し医師に相談してください。...

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