相談:子宮頸がんの経過観察中、背中や腰に痛みがあり排泄時に出血、再発ではないかと心配
5年前に子宮頸がんと診断されました。広汎子宮全摘出術を受け、その後ラルス放射線治療を受けました。経過は順調でしたが、1か月前くらいから背中や腰に痛みがあり、今朝から排泄時に出血があります。がんとわかった頃と同じような状態で、病院に連絡しましたが、先生は休みで2週間先にしか予約が取れませんでした。再発ではないかと心配でたまりません。このまま受診日を待っていて大丈夫なのでしょうか。
(本人、女性)
回答:放射線治療の副作用、直ぐに起こる急性反応と数年後に起こる晩期合併症がある
子宮頸がんについて、国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」に掲載されている記事から、ポイントをご案内します。
・子宮頸がんに対しては、骨盤の外から照射する外照射と、直接子宮頸部のがんに照射する腔内照射、放射線を出す物質をがん組織やその周辺組織内に直接挿入して行う組織内照射があります
・放射線治療の副作用には、照射開始後数週間以内に起こる急性反応と、治療後数か月から数年たってから起こる晩期合併症があります
・晩期合併症には、消化管からの出血や閉塞、穿孔(せんこう:穴が開く)、直腸腟ろう(直腸と腟がつながって腟から便が漏れる症状)などがあります
・尿路の障害として、出血、感染、膀胱尿管腟ろう(膀胱や尿管と腟がつながって腟から尿が漏れる症状)、その他に腟が狭くなったり、腟の壁同士がくっついたりすることなどがあります
・こうした副作用は、必ず起こるものではありません
背中や腰の痛み、排泄時の出血は、放射線治療の晩期合併症の可能性もあり、必ずしも再発によるものとは限りません。...
・子宮頸がんに対しては、骨盤の外から照射する外照射と、直接子宮頸部のがんに照射する腔内照射、放射線を出す物質をがん組織やその周辺組織内に直接挿入して行う組織内照射があります
・放射線治療の副作用には、照射開始後数週間以内に起こる急性反応と、治療後数か月から数年たってから起こる晩期合併症があります
・晩期合併症には、消化管からの出血や閉塞、穿孔(せんこう:穴が開く)、直腸腟ろう(直腸と腟がつながって腟から便が漏れる症状)などがあります
・尿路の障害として、出血、感染、膀胱尿管腟ろう(膀胱や尿管と腟がつながって腟から尿が漏れる症状)、その他に腟が狭くなったり、腟の壁同士がくっついたりすることなどがあります
・こうした副作用は、必ず起こるものではありません
背中や腰の痛み、排泄時の出血は、放射線治療の晩期合併症の可能性もあり、必ずしも再発によるものとは限りません。...
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