相談:味覚障害の副作用、少しでも良くなる治療法は

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5年程前に下咽頭がんと診断され、抗がん剤治療、放射線治療を受けました。その際の治療で、味覚障害と右下顎部放射線性骨髄炎の副作用がありました。 右下顎部放射線性骨髄炎の治療として、顎の骨を移植手術しましたが、味覚障害に関しては、特に治療は行いませんでした。以前、担当医に相談したら「諦めなさい」といわれました。なんとか僅かでも良くなる方法はないでしょうか?

(本人、男性)

回答:味覚障害の原因はさまざまで、原因により治療が行われる

がんの治療による、副作用の1つに味覚障害があります。味覚障害は、味蕾、唾液、神経のどこかが障害されると味覚異常が起こります。...
抗がん剤は、味蕾、末梢神経、放射線は唾液腺に影響があるため、味覚障害が起こる可能性があります。

味蕾が障害されたことによる味覚障害に対しては、「亜鉛の豊富な食品」や「亜鉛を服用」などの対策があります。唾液腺障害に対しては、「水分の多い食事」や「唾液腺の代わりの水分補給」「こまめなうがいと口腔内を清潔に保つ」などの対策があります。

5年前の治療でまだ味覚障害があるとのことですが、日本頭頸部癌学会によると放射線治療による味覚障害は、「照射範囲が狭ければ半年~1年後に味覚はほぼ回復しますが、範囲が広いと長年にわたり味覚低下が持続することがあります」とあります。また、日本口腔外科学会によると味覚障害の原因はさまざまで、原因により治療を行うとあります。

そのため、まずは、原因がなにかをはっきりさせることが大切だと思います。原因により、対処法も異なりますので、味覚障害に関して口腔外科などを受診、または、セカンドオピニオンを受けてみてはいかがでしょうか。

参考文献
抗がん剤と放射線の副作用 味覚障害はなぜ起こる?どう対処する?
https://gansupport.jp/article/measure/measure07/3450.html

日本頭頸部がん学会 放射線治療
http://www.jshnc.umin.ne.jp/general/section_05.html

日本口腔外科学会 口腔内のトラブル
https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/kouku/mikakusyougai/

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