オプジーボ+ヤーボイ+化学療法、肺がん治験で良好な結果

文:がん+編集部

 肺がんに対するニボルマブ(製品名:オプジーボ)+イピリムマブ(製品名:ヤーボイ)+化学療法の治験で、主要評価項目の全生存期間を達成。

PD-L1発現にかかわらず、全生存期間を改善

 米ブリストル・マイヤーズスクイブ社は10月22日、一次治療の肺がんを対象とした第3相CheckMate-9LA試験の中間解析の結果を発表しました。

 CheckMate-9LA試験は、PD-L1発現レベルおよび腫瘍の組織型にかかわらず、進行した非小細胞肺がん患者さんを対象としています。一次治療としてニボルマブ360mg(Q3W)とイピリムマブ1mg/kg(Q6W)に化学療法2サイクルを追加した併用療法と、最大4サイクル後に適格であればペメトレキセド(製品名:アリムタ)による維持療法を任意で行った化学療法を比較しました。併用療法では、病勢進行または忍容できない毒性が患者さんに認められるまで最大2年間投与されました。

 その結果、主要評価項目の全生存期間を達成しました。安全性に関しては、非小細胞肺がんに対する一次治療としてこれまで行われてきた免疫療法と化学療法の併用で認められているものと一貫していました。

 同社の腫瘍領域担当開発責任者であるFouad Namouni氏は「オプジーボと低用量のヤーボイの併用療法に、化学療法のサイクルを限定して追加することにより、ファーストラインの非小細胞肺がんの患者さんに生存ベネフィットをもたらす可能性を示したCheckMate -9LA試験の結果を嬉しく思います。これらの結果は、オプジーボとヤーボイの併用療法が、ファーストラインの悪性黒色種、腎細胞がん、および直近では非小細胞肺がんにおいて示されてきたベネフィットを強固にするものであり、患者さんに新たな治療選択肢を提供できる可能性を秘めています」と、述べています。