オプジーボ+ヤーボイ併用、悪性黒色腫の治験で有効性を示せず

文:がん+編集部

 悪性黒色腫に対するニボルマブ(製品名:オプジーボ)+イピリムマブ(製品名:ヤーボイ)併用療法を評価したCheckMate-915試験の最新情報が発表されました。PD-L1発現率1%未満の患者さんの無再発生存期間は有効性が示されませんでした。

全患者集団に対する無再発生存期間を評価するため試験継続

 ブリストル・マイヤーズ社は11月20日、根治切除後のステージ3b/c/dまたはステージ4の悪性黒色腫に対する、術後補助療法としてニボルマブ+イピリムマブ併用療法を評価する治験CheckMate-915試験の結果を発表しました。

 CheckMate-915試験では、ニボルマブ+イピリムマブ併用療法と、ニボルマブ単剤療法が比較されました。本試験に登録された患者さんは、中枢神経系の病巣変に対して、脳外科的切除後補助療法の放射線治療または悪性黒色腫の外科的切除術を除き、化学療法を受けていません。1,943人の患者さんに対し、ニボルマブ240mgを2週間間隔で静注、イピリムマブ1mg/kgを6週間間隔で投与したグループと、ニボルマブ480mgを4週間間隔で投与したグループにわけ1年間治療を継続しました。

 その結果、主要評価項目の1つであるPD-L1発現率1%未満の患者さんの無再発生存期間に対し、統計学的に有意な有効性が示されませんでした。もう1つの主要評価項目である全患者集団に対する無再発生存期間を評価するため、本試験は継続されます。