腎細胞がん対象のオプジーボとヤーボイの併用療法、42か月の追跡で50%以上の生存率

文:がん+編集部

 進行または転移性腎細胞がんを対象とした追跡調査で、ニボルマブ(製品名:オプジーボ)+イピリムマブ(製品名:ヤーボイ)併用療法を受けた患者さんの42か月時点での生存率が50%以上であるとわかりました。

併用療法を受けた患者さんの完全奏効は、80%以上の患者で持続

 ブリストル・マイヤーズ スクイプ社は2月15日、CheckMate-214試験の最新結果を発表しました。

 CheckMate-214試験は、未治療の進行または転移性腎細胞がん患者さんに対する第3相臨床試験です。ニボルマブ3mg/kgとイピリムマブ1mg/kgを3週間間隔で計4回投与した後、ニボルマブ3mg/kgを2週間間隔で投与したグループと、スニチニブ(製品名:スーテント)50mgを1日1回4週間投与し2週間の休薬した後、投与を継続したグループで比較されました。主要評価項目は、中/高リスク患者さんに対する全生存期間、無増悪生存期間、奏効率です。

 中/高リスクの患者さんの42か月時点での全生存期間は、2剤併用で52%、スニチニブで39%でした。奏効率はそれぞれ42%と26%、完全奏効率は10%と1%でした。全対象患者さんの42か月時点の全生存期間は、2剤併用で56%、スニチニブで47%でした。奏効率はそれぞれ39%と33%、完全奏効率は11%と2%でした。

 安全性に関しては、2剤併用の新たな安全性シグナルや治療に関連した脂肪は認められませんでした。

 CheckMate-214試験の治験担当医師でテキサス大学MDアンダーソンがんセンターがん医学部門泌尿生殖器腫瘍内科のNizar M.Tannir医師は、次のように述べています。

 「CheckMate-214試験の今回の42か月間の追跡調査の結果は、これまでに示されてきた研究成果を後押しするものであり、オプジーボとヤーボイの併用療法が、高いアンメットニーズを抱える進行腎細胞がんの患者さんの生存期間を有意に延長する可能性を示す多数のエビデンスをさらに強固にするものです。特に注目すべきなのは、オプジーボとヤーボイの併用療法を受けた患者さんの完全奏効率が一貫して高く、これらの大多数で、完全奏効が持続したことです」