タグリッソ、EGFR陽性非小細胞肺がんに対する術後補助療法として顕著な有効性を示す

文:がん+編集部

 EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんに対する術後補助療法として、オシメルチニブ(製品名:タグリッソ)を評価した臨床試験で顕著な有効性が示されたため、予定より早く非盲検化されます。

ADAURA試験、予定よりも早く非盲検化に変更

 英アストラゼネカは4月10日、EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がんを対象とした第3相ADAURA試験において、オシメルチニブが顕著な有効性を示したことにより、独立データモニタリング委員会の勧告に従って早期に非盲検化されることを発表しました。

 ADAURA試験は、根治切除した1B期、2期、3A期の非小細胞肺がん患者さん682人を対象に、術後補助療法としてのオシメルチニブを評価した臨床試験です。同試験で、オシメルチニブとプラセボを比較し最長3年の治療期間で評価したところ、主要評価項目の無病生存期間で顕著な有効性が示されました。副次評価項目である全生存期間の評価は継続されます。また、新たな安全上の問題は提起されませんでした。同試験は、無作為化二重盲検プラセボ対照国際共同試験として行われていましたが、今回の評価結果により早期に非盲検化されることになりました。

 同社のオンコロジー研究開発エグゼクティブバイスプレジデントであるJosé Baselga氏は、次のように述べています。

 「第3相ADAURA試験が予定よりも早期に非盲検化されることを喜んでいます。また、早期のEGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がん患者さんにとって前例を見ないほどの良好な結果を本試験で確認できたことを大変嬉しく思います。肺がんは深刻な疾患ですが、これでEGFR阻害剤が初めてその治癒の希望を与えることができます」