骨髄異形症候群に対し「リゴセルチブ」を評価したINSPIRE試験で、必要生存イベント数に到達

文:がん+編集部

 骨髄異形症候群に対し「リゴセルチブ」を評価した国際共同第3相試験「INSPIRE試験」が、必要生存イベント数に到達しました。

リゴセルチブ、RAS遺伝子を阻害しがんの生存や増殖に必要な細胞内シグナルを抑制

 米オンコノバ社は7月29日、骨髄異形症候群に対するリゴセルチブ注射剤を評価するINSPIRE試験において、必要生存イベント数に到達したことを発表しました。

 リゴセルチブは、がん関連遺伝子産物のRAS遺伝子を阻害することで、PI3Kなどの複数の酵素の作用を妨げ、がんの生存や増殖に必要な細胞内シグナルの伝達を抑制する分子標的薬です。

 INSPIRE試験は、前治療後に病勢進行や不応、または再発した高リスクの骨髄異形症候群患者さんに対し、リゴセルチブと支持療法、または、標準治療と支持療法を実施した臨床試験です。主要評価項目は全生存期間です。

 同社は、次のように述べています。

 「2020年第3四半期中のトップラインデータの公表を想定しており、年後半の主要学会において全てのデータを発表する予定です」