がん免疫療法薬「DS-1055」、切除不能な固形がんに対する第1相臨床試験を開始

文:がん+編集部

 切除不能な固形がん患者さんに対し、GARPを標的としたがん免疫療法薬「DS-1055」を評価する第1相臨床試験が開始されました。

DS-1055、GARPを標的にした活性型制御性T細胞を減少させ免疫反応を高める新たな免疫療法薬

 第一三共は10月22日、切除不能な固形がん患者さんを対象としたDS-1055の第1相臨床試験で、最初の患者さんへの投与を開始したことを発表しました。

 この試験は、切除不能な複数の固形がん患者さん40人を対象に、DS-1055の投与量を段階的に増やしながら、安全性や忍容性、有効性を評価する日米で行われている第1相試験です。安全性の評価項目は用量制限毒性や有害事象など、有効性の評価項目は奏効率、病勢コントロール率、奏効期間、無増悪生存期間、全生存期間などです。

 DS-1055は、GARPを標的としたモノクローナル抗体です。免疫反応を抑制する活性型制御性T細胞に多く発現しているGARPを標的とすることで、活性型制御性T細胞を減少させ、免疫反応を高めます。

 同社は今回の臨床試験の開始に際し、次のように述べています。

 「DS-1055を通じて、免疫チェックポイント阻害剤に抵抗性のある患者さんに新しいがん免疫療法の選択肢を提供できることを期待しております」