「レラトリマブ+オプジーボ」併用療法を評価したRELATIVITY-047試験、主要評価項目である無増悪生存期間を達成

文:がん+編集部

 未治療の転移性または切除不能な悪性黒色腫患者さんを対象に抗LAG-3抗体「レラトリマブ」+抗PD-1抗体「ニボルマブ(製品名:オプジーボ)」併用療法を評価したRELATIVITY-047試験で、主要評価項目である無増悪生存期間を達成しました。

抗LAG3抗体のレラトリマブ、オプジーボとの併用療法で初めて有効性を確認

 ブリストル マイヤーズ スクイブ社は3月25日、未治療の転移性または切除不能な悪性黒色腫患者さん714人を対象に、「レラトリマブ+ニボルマブ」併用療法をニボルマブ単剤療法と比較評価したRELATIVITY-047(CA224-047)試験における2/3相試験の主な結果を発表しました。

 RELATIVITY-047試験は、レラトリマブとニボルマブの固定用量配合剤での併用療法をニボルマブ単剤療法と比較評価した無作為化二重盲検試験です。主要評価項目は無増悪生存期間、副次評価項目は全生存期間および奏効率でした。

 試験の結果、「レラトリマブ+ニボルマブ」併用療法は、主要評価項目である無増悪生存期間を達成。副次評価項目である全生存期間は追跡調査中です。固定用量による併用療法の忍容性は良好で、「レラトリマブ+ニボルマブ」併用療法およびニボルマブ単剤療法を受けた患者さんともに、新たな安全性シグナルは報告されませんでした。

 リンパ球活性化遺伝子3(LAG-3)は、T細胞の活性を制限する抑制性免疫チェックポイント経路を制御し、がん細胞を攻撃する能力を低下させます。レラトリマブは、エフェクターT細胞および制御性T細胞に発現するLAG-3と選択的に結合することで、疲弊したT細胞のエフェクター機能を回復させます。

 同社の腫瘍領域、シニアバイスプレジデント兼担当開発責任者であるJonathan Cheng氏は、次のように述べています。

 「免疫チェックポイント阻害薬の単剤療法および併用療法は、転移性または切除不能な悪性黒色腫患者さんの治療法に変革をもたらし、生存率を改善してきました。しかしながら、補完的経路を活用して抗腫瘍活性を促進する併用療法によってベネフィットを得られる可能性のある患者さんが、いまも数多くおられます。本試験の結果により、PD-1阻害に加えLAG-3経路を標的とすることが免疫応答を高め、これらの患者さんの予後を改善する重要な方策である可能性が示唆されています」