がん微小環境改善薬「DFP-17729」、膵臓がんを対象とした第2相試験で投薬開始

文:がん+編集部

 末期の膵臓がん患者さんを対象とした、がん微小環境改善薬「DFP-17729」の第2相試験で投薬が開始されました。

DFP-17729、酸性に傾いたがん微小環境を中和することで、抗がん剤の効果を高める

 Delta-Fly Pharmaは4月22日、膵臓がん患者さんを対象とした第2相試験で、がん微小環境改善薬「DFP-17729」を最初の患者さんに対し投薬を開始したことを発表しました。

 今回投薬が開始された第2相試験は、「DFP-17729+TS-1またはゲムシタビン(製品名:ジェムザール)」併用療法とTS-1またはゲムシタビン単剤療法を比較した試験です。第1/2相試験として行われていましたが、第1相試験部分の安全性が確認されたため、間隔をあけず第2相に移行されました。

 DFP-17729は、活性代謝物である炭酸水素イオン(アルカリ性)の血中濃度を上昇させ、酸性に傾いたがん微小環境を中和します。中和することで、がんに対する治療効果高めることが期待される薬剤です。