エンハーツ、再発リスクの高いHER2陽性の早期乳がんに対するDESTINY-Breast11試験で治療開始

2022/01/18

文:がん+編集部

 再発リスクの高いHER2陽性の早期乳がんに対し、術前療法としてトラスツズマブ デルクステカン(製品名:エンハーツ)を評価したDESTINY-Breast11試験で、最初の患者さんの治療が開始されました。

エンハーツおよびエンハーツ併用療法を術前療法として標準治療と比較する第3相試験

 第一三共は2021年12月1日、アストラゼネカ社と共同で開発しているトラスツズマブ デルクステカンを評価するDESTINY-Breast11試験で、最初の患者さんへの治療を開始したことを発表しました。

 DESTINY-Breast11試験は、再発リスクの高いHER2陽性の早期乳がん患者さん624人を対象に、術前療法として、トラスツズマブ デルクステカン、または「トラスツズマブ デルクステカン+パクリタキセル+トラスツズマブ(製品名:ハーセプチン)+ペルツズマブ(製品名:パージェタ)」併用療法を、標準治療と比較する第3相試験です。

 トラスツズマブ デルクステカン併用療法は、トラスツズマブ デルクステカンの4サイクルの治療後に、「パクリタキセル+トラスツズマブ+ペルツズマブ」併用療法を4サイクル行います。標準治療は、「ドキソルビシン+シクロホスファミド」を4サイクル後に、「パクリタキセル+トラスツズマブ」併用およびペルツズマブを4サイクル行います。

 主要評価項目は完全奏効率、副次評価項目は、無イベント生存期間、無浸潤疾患生存期間、薬物動態や安全性などです。