切除不能・転移性尿路上皮がんを対象に「オプジーボ+化学療法」を評価したCheckMate-901サブ試験結果を発表

2023/08/07

文:がん+編集部

 シスプラチンを含む化学療法に適格な、切除不能または転移性尿路上皮がんを対象に、「ニボルマブ(製品名:オプジーボ)+化学療法」併用療法を評価したCheckMate-901試験のサブ試験の結果を発表。全生存期間および無増悪生存期間の改善が認められました。

「オプジーボ+化学療法」、化学療法と比較して全生存期間と無増悪生存期間を改善

 ブリストル マイヤーズ スクイブ社は2023年7月11日、CheckMate-901試験のサブ試験における最終解析結果を発表しました。

 CheckMate-901試験のサブ試験は、未治療の切除不能または転移性尿路上皮がん患者さんのうち、シスプラチンを含む化学療法に適格な608人を対象に、「ニボルマブ+シスプラチンを含む化学療法」併用療法と標準化学療法を比較した第3相試験です。主要評価項目は全生存期間、無増悪生存期間でした。

 解析の結果、「ニボルマブ+化学療法」併用療法は標準化学療法と比較して、全生存期間と無増悪生存期間で統計学的に有意な改善が認められ、2つの主要評価項目を達成しました。安全性に関しては、これまでに報告されている安全性プロファイルと一貫しており、新たな安全性の懸念は認められませんでした。

 同社のバイスプレジデント兼泌尿生殖器がん領域グローバル開発プログラム責任者であるDana Walker医師は、次のように述べています。

 「本日のニュースにより、免疫療法薬による併用療法ががん患者さんの予後に変革をもたらす可能性がまたひとつ示されました。オプジーボとシスプラチンを含む化学療法の併用療法は、シスプラチンを含む化学療法に適格な未治療の切除不能または転移性尿路上皮がん患者さんにおいて全生存期間および無増悪生存期間の両方を改善した初めての免疫療法薬による併用療法であり、進行腎細胞がんにおける持続的な生存期間の延長や切除可能な筋層浸潤性尿路上皮がんにおける再発リスクの低減など、さまざまな泌尿生殖器がんに対してオプジーボによる治療法のベネフィットを裏付けています。私たちは、今回の肯定的な結果に勇気づけられ、アンメットニーズが高い患者さんに今後も新たな治療法をお届けできるよう尽力してまいります。CheckMate-901試験にご参加いただいた患者さん、治験担当医師そしてすべての治験施設の皆様にお礼を申し上げます」