「ジャパンキャンサーフォーラム2024」、会場レポート

2024/10/02

文:がん+編集部

 2024年8月24日、25日の2日間、東京・築地の国立がん研究センターで「ジャパンキャンサーフォーラム」が開催されました。2014年から開催されているこのイベントは、各専門分野を牽引する講師が一堂に集結する日本最大級のがんフォーラム。コロナ禍を経て、今年は5年ぶりの対面形式が復活し、大いに盛り上がっていました。

5年ぶりの対面開催、直接会うことによる「つながり」の大切さ

 認定NPO法人キャンサーネットジャパン主催の「ジャパンキャンサーフォーラム」。今年は「再逢~知識の探求と人のつながり~」をテーマに、2日間にわたってさまざまなセミナーやイベントが行われました。

ジャパンキャンサーフォーラム
ジャパンキャンサーフォーラム2024の様子

 専門家によるがん医療の最新情報に関するセミナー、専門家と参加者同士で意見を交わすイベント、がん関連団体のブースコーナー、がんサバイバーのメイクアップ&フォトプログラムのほか、初日には、映画「愛する人に伝える言葉」の上映も行われました。

 ブースコーナーには、がん種ごとの団体、見た目(アピアランス)や運動など日常のケアを支援する団体などの出展があり、実際に体験できるブースでは順番待ちができるほど、多くの参加者が集まっていたところもありました。

 会場のあちらこちらから聞こえてきたのは、「久しぶり~!」の声。以前から参加されていた人が多かったようで、数年ぶりの再会を喜び合う様子がうかがえました。参加者のお一人は「再会できたことに安心した」と話されていました。

 直接対面で会話をすることから得られるつながりや情報があります。今年のテーマ「再逢」にふさわしいイベントになったように感じられました。

 一部のセミナーはアーカイブ配信として無料視聴が可能です。