ゼローダ服薬支援アプリが患者と医療従事者とのコミュニケーションを向上

文:がん+編集部

  乳がん大腸がん胃がんなどで使われる治療薬「カペシタビン(製品名:ゼローダ)」を適切に服薬する支援アプリが、がん患者さんと医師、看護師、薬剤師とのコミュニケーション向上に役立つとの調査報告が発表されました。

約8割が「手間はかかっても有益」

  中外製薬株式会社は10月18日、患者さんと医療従事者とのコミュニケーションの促進と副作用マネジメントを目的として開発された「ゼローダの服薬適正化支援アプリ」と、エンブレース株式会社の多職種連携SNS「メディカルケアステーション」を融合させたウェブアプリの検証結果を発表しました。

 この検証は、医師、看護師、薬剤師15人の医療従事者とがん患者さん6人、ご家族4人を対象に2018年6~8月に行われました。アプリを試験的に利用したうち、医療従事者15人、患者さん2人、ご家族1人がアンケートに回答しました。

アンケートの結果は、以下の通りです。

  • 8割(12/15名)が「手間がかかっても有益」と回答
  • 約半数(8/15名)が「他の施設に薦めたい」と回答。3分の1(5/15名)が「どちらでもない」と回答し、「対象となる患者さんや時期を考慮する必要がある」とコメント
  • 「有害事象等の早期検知」、「診察内容の深まり」を主な理由として、約8割(13/15名)が「患者さん/ご家族とのコミュニケーション機能」を評価
  • 約半数(8/15名)が「診察時間を短縮できた」と回答
  • 「メール機能を用いてコミュニケーションがとれる」との評価がある一方で、「毎日操作することが面倒」とのコメントもあり

 中外製薬は「より多くの患者さんと医療従事者が円滑なコミュニケーションを図れるよう、他の治療領域でも新たなソリューション提供を行い、治療支援活動と副作用マネジメントの推進を継続して行ってまいります」と、今後に向けたコメントを発表しています。