MGMTメチル化陰性膠芽腫、オプジーボ+放射線の治験で全生存期間達成せず

文:がん+編集部

 MGMTメチル化陰性膠芽腫に対する、ニボルマブ(製品名:オプジーボ)と放射線療法の併用療法の治験の結果、主要評価項目である全生存期間を達成しませんでした。

MGMTメチル化陽性膠芽腫を対象としたCheckMate-548試験も実施中

 小野薬品工業株式会社は5月13日に、O6-メチルグアニン-DNAメチルトランスフェラーゼ(MGMT)メチル化陰性膠芽腫と新たに診断された患者さんを対象とした、CheckMate-498試験の結果を発表しました。主要評価項目である全生存期間を達成しなかったそうです。

 CheckMate-498試験は、ニボルマブ+放射線療法の併用とテモゾロミド+放射線療法を比較して評価した多施設共同無作為化第3相臨床試験です。対象患者さんは、手術後に放射線療法と併用してニボルマブの投与を2週間受け、その後ニボルマブの投与を4週間間隔で連続的に受けるのを、病勢進行または忍容できない毒性が認められるまで継続されました。主要評価項目は全生存期間で、副次的評価項目は無増悪生存期間および2年生存率でした。

 ブリストル・マイヤーズ スクイブ社の腫瘍領域担当開発責任者であるFouad Namouni(MD)は「CheckMate-498試験で主要評価項目を達成しなかったことは残念に思いますが、GBMは悪性度の高いがんとして知られています。当社は今回の試験にご参加いただいた皆様に感謝を申し上げるとともに、今後もがん免疫療法の可能性の研究に注力し、深刻な病気を抱える患者さんの重要なアンメット・メディカルニーズに応えるよう取り組んでいきます」と、述べています。

 MGMTメチル化陰性膠芽腫を対象としたChecMate-498試験は、主要評価項目を達成できませんでしたが、MGMTメチル化陽性膠芽腫患者さんを対象としたCheckMate-548試験が実施中です。