相談:膀胱がんの化学療法、抗がん剤やキイトルーダの副作用はどの程度?

化学療法 副作用 治療選択

5年前に膀胱がんが見つかり、5回手術を受けましたが良くなる兆しがありません。BCG膀胱内注入療法も受けました。今度、抗がん剤治療を受けるため3週間入院をする予定です。高齢のため、「膀胱の摘出手術は行わず、抗がん剤治療をしましょう」と担当医に提案されています。抗がん剤は副作用が強いのでしょうか? 「キイトルーダ」という薬の副作用についても教えてください。

(本人、男性)

回答:免疫チェックポイント阻害薬、免疫に関連した副作用が特徴

日本泌尿器科学会の「膀胱癌診療ガイドライン2019年版」によると、膀胱がんの治療のポイントは以下の通りです。

膀胱がんに対するキイトルーダの適応に関して
・キイトルーダの膀胱がんに対する適応は、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮がん(膀胱がん含む)です
・一次治療のプラチナ製剤併用化学療法後に再発または進行した、あるいはプラチナ製剤併用化学療法による術前もしくは術後補助化学療法の治療終了後12か月以内に再発または転移した膀胱がんに対して推奨されています

キイトルーダの副作用に関して
・キイトルーダは免疫チェックポイント阻害薬で、従来の抗がん剤や分子標的薬とは異なる副作用があり、特に免疫に関連した副作用(免疫関連有害事象)が起こるのが特徴です
・免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象は、皮膚、消化管、肝臓、肺、内分泌器に比較的多く発生するほか、腎臓、神経、筋、目などにも起こるといわれています
・再発または進行性の尿路上皮がん(膀胱がん含む)に対しキイトルーダを評価した治験で認められた主な副作用は、そう痒症、疲労、悪心です
・約17%の患者さんで免疫関連有害事象が認められ、主なものは甲状腺機能低下症です
・免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象は比較的まれであるものの重篤化しやすいため、早期発見と十分な管理が必要とされています

参考資料:
膀胱癌診療ガイドライン2019年版
https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/39_bladder_cancer_2019.pdf

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 医療用医薬品添付文書情報 キイトルーダ
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/170050_4291435A2025_1_09#HDR_AdverseEvents
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