相談:ステージ4の肺がん、有効な自由診療はありますか?
妻が肺がんと診断され、3週間前に手術を受けました。手術では、原発の肺左下を完全切除、リンパ節も目に見えるのは全て切除できました。術前検査でがんとは確定されず、手術で判断するしかないと言われていましたが、手術後の病理検査で、肺がんと確定診断されました。胸膜にもがんがあるため、ステージ4の非小細胞肺がんとのことです。現在、遺伝子解析中ですが、2週間後から抗がん剤治療の予定です。
相談は、自由診療のことです。遺伝子治療や安定ヨウ素剤の治療などは有効でしょうか?
(家族、男性)
回答:自由診療は、有効性や安全性が科学的に評価されていない治療が多く注意が必要
日本肺癌学会の「肺癌診療ガイドライン2021年版」によると、肺がんの治療のポイントは以下の通りです。
・ステージ4の非小細胞肺がんに対する治療は、遺伝子変異の有無、PD-L1の発現状態により選択されます
・EGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子、BRAF遺伝子変異、MET遺伝子変異のいずれかが陽性の場合は、それぞれの遺伝子にあわせた阻害薬が選択されます
・PD-L1の発現率が50%以上の場合は、免疫チェックポイント阻害薬のペムブロリズマブが選択されます
・遺伝子変異が陰性で、PD-L1の発現が50%未満もしくは不明の場合は、細胞障害性抗がん薬と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法が選択されます
上記は、効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、現在最良の治療として推奨される「標準治療」です。...
・ステージ4の非小細胞肺がんに対する治療は、遺伝子変異の有無、PD-L1の発現状態により選択されます
・EGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子、BRAF遺伝子変異、MET遺伝子変異のいずれかが陽性の場合は、それぞれの遺伝子にあわせた阻害薬が選択されます
・PD-L1の発現率が50%以上の場合は、免疫チェックポイント阻害薬のペムブロリズマブが選択されます
・遺伝子変異が陰性で、PD-L1の発現が50%未満もしくは不明の場合は、細胞障害性抗がん薬と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法が選択されます
上記は、効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、現在最良の治療として推奨される「標準治療」です。...
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