相談:早期肺がんの疑いがあり経過観察中、このままで本当に大丈夫なのでしょうか
早期の肺がんの疑いがあると診断され、現在経過観察中です。直近のCT検査では、前回と変わらず、8mm径のすりガラス陰影の中に、2~3mm径の濃い真っ白いものが映っていました。医師は、「がんの可能性が高いが、まだ何もしなくていい」と言います。私は先進医療を受けたいと希望したのですが、「6か月後に再度CT検査をして、その結果次第で大丈夫」と返されました。インターネットで「5mmくらいで手術、放射線治療している」といった情報を見つけてしまい、不安になっています。
(本人、女性)
回答:「すりガラス型結節で充実部が5mm以下の結節」については、決められた間隔で高分解能CTによる経過観察
日本肺癌学会の「肺癌診療ガイドライン2021年版」によると、肺がん検査のポイントは次の通りです。
画像診断で肺がんの疑いがある場合の経過観察に関して
・CT技術の進歩や普及によって、肺がんを否定しきれない結節が数多く検出されるようになり、その扱いをどのようにすべきかが大きな問題となっています
・高分解能CTや他の良悪性診断で診断が困難な結節に対し、結節の大きさや性状などの変化を経時的(月単位、年単位)に評価する方法が提案されています
・日本CT検診学会が「低線量CTによる肺がん検診の肺結節の判定基準と経過観察の考え方」を提案しています
・その提案では、高分解能CTで結節を「充実型」「部分充実型」「すりガラス型」に分け、「10mm未満の小さい充実型結節」「15mm未満の小さい部分充実型結節」「すりガラス型結節で充実部が5mm以下の結節」については、決められた間隔で高分解能CTによる経過観察を行い、増大の有無に応じて経過観察の継続、観察終了、確定診断を行うよう勧められています
もしご不安が強いようなら、セカンドオピニオンを受けるという選択肢もご検討されてみてはいかがでしょうか。...
画像診断で肺がんの疑いがある場合の経過観察に関して
・CT技術の進歩や普及によって、肺がんを否定しきれない結節が数多く検出されるようになり、その扱いをどのようにすべきかが大きな問題となっています
・高分解能CTや他の良悪性診断で診断が困難な結節に対し、結節の大きさや性状などの変化を経時的(月単位、年単位)に評価する方法が提案されています
・日本CT検診学会が「低線量CTによる肺がん検診の肺結節の判定基準と経過観察の考え方」を提案しています
・その提案では、高分解能CTで結節を「充実型」「部分充実型」「すりガラス型」に分け、「10mm未満の小さい充実型結節」「15mm未満の小さい部分充実型結節」「すりガラス型結節で充実部が5mm以下の結節」については、決められた間隔で高分解能CTによる経過観察を行い、増大の有無に応じて経過観察の継続、観察終了、確定診断を行うよう勧められています
もしご不安が強いようなら、セカンドオピニオンを受けるという選択肢もご検討されてみてはいかがでしょうか。...
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