相談:骨転移のある前立腺がんに対して、ゾーフィゴと他治療の併用はできますか?
前立腺がんの骨転移に対する治療では、骨転移の個数によってゾーフィゴの効果が異なるとことですが、ホルモン療法と併用することはできないのでしょうか。
例えば、下記の3パターンの併用療法は可能でしょうか?
- ・ランマークと新規ホルモン薬の併用療法
- ・ゾーフィゴとランマークの併用療法
- ・ゾーフィゴと新規ホルモン薬の併用療法
(家族、女性)
回答:ゾーフィゴの投与タイミング、他の治療薬との使い分けなどについてまだ結論が出ていない
がんプラスに掲載されている記事によると、前立腺がんの治療に関するポイントは次の通りです。※2018年時点での医師取材記事に基づく情報です。...
去勢抵抗性前立腺がんの治療に関して
・前立腺がんの治療で大切なことはタイミングです
・前立腺がん治療では逐次療法といって、ホルモン薬などの治療薬が効かなくなると次の治療薬というふうに治療を変えていくのが一般的です
・どのタイミングで薬を替えるかはケースバイケースです
・転移がある場合の治療もタイミングが重要です
・去勢抵抗性前立腺がんになると約8割の人で骨転移が起こります
・骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんに対しては、ゾーフィゴが2016年に承認されましたが、ゾーフィゴをどのタイミングで投与すべきか、抗アンドロゲン薬や抗がん剤とどう使い分けるかなどについて、まだ結論が出ていないのが現状です
・アビラテロンやエンザルタミドなどとの併用も検討されていますが、今のところはそれらの薬をまず使って、それが効かなくなってPSA値が上がり、骨転移も進むようになったら使うのがよいと考えられています
治療中の経過観察に関して
・治療中はPSA値の定期的なチェックが欠かせませんが、あまりにPSA値にとらわれすぎないことも大切です
・去勢抵抗性前立腺がんの場合、治療の推移をチェックする際に重要なのはむしろCTや骨シンチグラフィなどの画像です
・骨や他臓器への転移について3か月に1回程度の画像診断によるチェックが推奨されます
・痛みなどの症状も重要なチェックポイントになります
・PSA値が落ち着いていても、画像診断で骨転移が進んでいたり、肺や肝臓などへの転移が起こっていることもあります
・このような場合、PSA値とは関係なく病勢が進んでいるため、治療法を変えていく必要があります
参考情報
がんプラス「去勢抵抗性前立腺がんで進化する個別化治療、患者さんに合わせた薬の使い分けと切り替えのタイミングとは」
https://cancer.qlife.jp/prostate/prostate_feature/article2689.html
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