ALK陽性の非小細胞肺がん、ブルガチニブが無増悪生存期間を延長

文:がん+編集部

 ALK阻害剤未治療の局所進行性または転移性ALK陽性の非小細胞肺がん患者さんを対象としたブリガチニブの第3相臨床試験の結果、無増悪生存期間を有意に延長したことがわかりました。

ザーコリと比較した第3相臨床試験の中間解析結果

 武田薬品工業株式会社は7月26日、ブリガチニブ(米国製品名:ALUNBRIG)について、ALK阻害剤未治療の局所進行性または転移性ALK陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)患者さんを対象とした第3相臨床試験ALTA-1L試験の中間解析の結果、クリゾチニブ(製品名:ザーコリ)と比較して無増悪生存期間(PFS)※1を統計学的に有意に延長したことを発表しました。

 ALTA-1L試験は、クリゾチニブと比較してブリガチニブの有効性とともに安全性を評価することも目的としています。この試験でのブリガチニブの安全性は、全般的に既存の添付文書に記載されている情報と差はなく、新たな懸念はみられなかったそうです。

 ALK融合遺伝子というがん細胞の増殖に関わる遺伝子があることを、ALK陽性といいます。転移のあるNSCLC患者さんの約3~5%に、ALK融合遺伝子があることがわかっています。

 同社の副社長でオンコロジー臨床研究開発長のジーザス・ゴメス・ナバロ氏 は、「進行性ALK陽性NSCLC患者さんにおいて、クリゾチニブ群と比較して、統計学的に有意なPFSの改善を示したことを誇りに思います。また、ALUNBRIGのフロントライン適応への拡大について、規制当局と協議を始めることが出来ると期待しています」と述べています。

※1 奏効例(完全または30%の部分消失)で治療中にがんが進行せず安定した状態の期間のことです。

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