診察室のコミュニケーションを考える『KATARU プロジェクト』オンラインフォーラム 「“わたしが望む医療”のための診察室コミュニケーション ー前立腺がん治療編ー」

診察室のコミュニケーションを考える『KATARU プロジェクト』オンラインフォーラム「“わたしが望む医療”のための診察室コミュニケーション ー前立腺がん治療編ー」のご案内

医療の現場における円滑なコミュニケーションが患者さんの満足度に影響を与えることが、近年明らかになっています*。しかし、医師・患者さん双方の視点の違いから、コミュニケーションがうまくいかないケースも見られます。
*参考︓山内一信,真野俊樹,塚原康博,藤澤弘美子,野林晴彦,藤原尚也︓医療消費者と医師とのコミュニケーション−意識調査からみた患者満足度に関する 分析−.医薬産業政策研究所.2005年7月

そこで、ヤンセンファーマ株式会社では、患者さんに向けて、医師との対話を深めるコミュニケーションのとり方や、患者さんの治療満足度を向上させるための情報発信を目的としたプロジェクト『KATARU プロジェクト』を発足しました。

このKATARU プロジェクト、第1回目のフォーラムは「前立腺がん治療」に焦点を当てて実施します。前立腺がんは年齢とともに増加し比較的進行がゆっくりであるため、主治医との関係が長期に渡ります。前立腺がん患者さんと医師とのコミュニケーションを円滑に進めるため、医師、患者側、人の経済活動から意思決定のプロセスを分析する『行動経済学』の観点など、様々な分野の専門家視点から探っていきます。

前立腺がん患者さんやそのご家族、医療従事者の方だけでなく、本テーマに関心のある方ならどなたでもお気軽にご参加ください。

プログラム

開催(配信)日時:
2020年12月5日(土)14:00~16:00

※受講無料・登録なし・どなたでも視聴できます。

講演内容

①「患者と医師のコミュニケーションギャップを読み解くー行動経済学の視点から」

東北学院大学 経済学部 准教授 佐々木 周作先生

②「上手な医療のかかりかた ー患者の心構えとはー」

認定NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML 理事長 山口 育子さん

③「前立腺がん治療における、共同意思決定」

横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司先生

パネルディスカッション

「“わたしが望む医療”のための診察室コミュニケーションとは?
~患者さん・医療者間のコミュニケーションギャップを埋める~」

東北学院大学 経済学部 准教授 佐々木 周作先生
横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司先生
認定NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML 理事長 山口 育子さん
NPO法人 腺友倶楽部 理事長 武内 務さん

Q&A

当日のQ&Aセッションでは皆様から事前にお寄せいただいた質問に演者にご回答いただきます。
前立腺がんの治療や診察室でのコミュニケーションに関するご質問を受け付けています。
下記のフォームより、ぜひ質問をお寄せください。

※時間の関係ですべての質問にお答えできない場合があります。また、治療についての具体的なご質問等、内容によりお答えできない場合もありますので予めご了承ください。

※ご質問の受付期間は12/1(火)迄となります。
当日のご質問は受け付けていません。


※受講無料・登録なし・どなたでも視聴できます。

登壇者

東北学院大学 経済学部 准教授 佐々木 周作先生

京都大学経済学部を卒業後、三菱東京UFJ銀行に入行。退職後、大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程にて、博士号(経済学)を取得。専門は、応用ミクロ計量経済学、行動経済学。一般向け書籍に『今日から使える行動経済学』(ナツメ社)などがある。

横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科 診療教授 上村 博司先生

横浜市立大学医学部卒業。同大臨床研修医を経て、同大泌尿器科入局。
その後、米・ウィスコンシン大学 医学部がんセンターに留学。
帰国後、横浜市立大学医学部泌尿器科に所属し、現在、横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科の診療教授を務める。

認定NPO法人 ささえあい医療人権センターCOML 理事長 山口 育子さん

「賢い患者になりましょう」を合言葉に、患者と医療者が“協働”する医療の実現を目指し、医療現場により良いコミュニケーションを築く活動をおこなうNPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)の理事長。自身も25歳を間近にして卵巣がんを発症し、医療と深くかかわるようになる。

NPO法人 腺友倶楽部 理事長 武内 務さん

2004年に前立腺がんを発症。自らの治療にあたって、前立腺がん情報の収集に苦労した経験から、その後約10年、前立腺がん情報の発信を続ける。2014年、全国規模の「腺友倶楽部」(前立腺がん患者・家族の会)を設立。患者と家族に前立腺がんに関する正確な情報を提供することを目的として活動している。

ご視聴にあたっての注意事項

  • 参加無料ですが、視聴にはご本人負担で通信料がかかります。あらかじめご了承ください。
  • ご視聴はパソコン、スマートフォン、タブレット端末で可能です。移動中や電波の入りにくい場所で視聴されますと、画面や音声が途切れたり、見られなくなる場合があります。ご視聴の際は、通信環境の良い場所でご覧いただくことをおすすめします。

お問い合わせ

当日の視聴に関するお問い合わせ先
TEL:090-2192-3074
※「KATARU プロジェクト」当日サポートセンター(株式会社ガイアックス内)

共催:
ヤンセンファーマ株式会社/株式会社QLife