相談:抗がん剤治療の効果はどのように判定されますか
乳がんと診断され、手術を受けました。病理診断の結果、乳腺原発悪性リンパ腫であることがわかりました。血液検査、PET検査などでは異常ありませんでしたが、今後再発しないために、抗がん剤治療を行う予定です。数値や画像上で特に異常がない場合、抗がん剤治療の効果判定は、どのように行うのでしょうか。
(本人、女性)
回答:血球数、生化学検査、画像検査などを適切に行い、病型や治療法により判定
日本血液学会の「造血器腫瘍診療ガイドライン」によると、悪性リンパ腫の治療のポイントは以下の通りです。
乳腺原発悪性リンパ腫に関して
・乳腺原発悪性リンパ腫は、乳腺に最初にできる、あるいは乳腺に最大の病変をもつ悪性リンパ腫です
・患者さんが非常に少ないため、少数での報告が多く、どのような特徴があるのか、どのような治療経過をたどるのかなど、報告に差があるのが現状です
・乳腺原発悪性リンパ腫には様々な組織型があります
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫が最も多く、その他バーキットリンパ腫やマルトリンパ腫、濾胞性リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫などがあります
・初回治療はリンパ節にできるリンパ腫に対する治療と同様に化学療法が行われますが、放射線治療を追加することも多くあります
悪性リンパ腫の治療後の経過観察に関して
・治療後のフォローや検査、判定方法は、病型や治療法などにより異なります
・経過観察中は、血球数、血清中の成分を調べる検査(生化学検査)、画像検査が適切に行われます
・経過観察中の検査、診察の頻度・期間に関しては、科学的根拠に基づく明確な指標はまだありません
・ホジキンリンパ腫や治癒の可能性のある中悪性度のリンパ腫では、完全奏効後の2年間は2~3か月ごと、その後最低でも3~6か月ごとのフォローが3年間行われます
・低悪性度でも治癒が困難と考えられるリンパ腫では、治療後の1年間は2~3か月、その後は、3~6か月ごとのフォローが行われます
参考サイト:造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版補訂版.第II章.リンパ腫
http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_soron.html
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乳腺原発悪性リンパ腫に関して
・乳腺原発悪性リンパ腫は、乳腺に最初にできる、あるいは乳腺に最大の病変をもつ悪性リンパ腫です
・患者さんが非常に少ないため、少数での報告が多く、どのような特徴があるのか、どのような治療経過をたどるのかなど、報告に差があるのが現状です
・乳腺原発悪性リンパ腫には様々な組織型があります
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫が最も多く、その他バーキットリンパ腫やマルトリンパ腫、濾胞性リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫などがあります
・初回治療はリンパ節にできるリンパ腫に対する治療と同様に化学療法が行われますが、放射線治療を追加することも多くあります
悪性リンパ腫の治療後の経過観察に関して
・治療後のフォローや検査、判定方法は、病型や治療法などにより異なります
・経過観察中は、血球数、血清中の成分を調べる検査(生化学検査)、画像検査が適切に行われます
・経過観察中の検査、診察の頻度・期間に関しては、科学的根拠に基づく明確な指標はまだありません
・ホジキンリンパ腫や治癒の可能性のある中悪性度のリンパ腫では、完全奏効後の2年間は2~3か月ごと、その後最低でも3~6か月ごとのフォローが3年間行われます
・低悪性度でも治癒が困難と考えられるリンパ腫では、治療後の1年間は2~3か月、その後は、3~6か月ごとのフォローが行われます
参考サイト:造血器腫瘍診療ガイドライン2018年版補訂版.第II章.リンパ腫
http://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_soron.html
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