非ホジキンリンパ腫の病型分類

　悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の2つに大きく分類されます。日本人の悪性リンパ腫患者さんの90～95％は非ホジキンリンパ腫です。非ホジキンリンパ腫は、成熟B細胞腫瘍と成熟T細胞およびNK細胞腫瘍に分類されますが、非常に多くの病型があります。

　各病型の詳細は、リンク先をご参照ください。

・濾胞性リンパ腫
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
・成人T 細胞白血病・リンパ腫
・末梢性T細胞リンパ腫
・バーキットリンパ腫

非ホジキンリンパ腫の悪性度と臨床分類

　悪性リンパ腫では、病型分類のほかに悪性度による分類が行われます。年単位で進行するタイプが低悪性度、月単位で進行するタイプが中悪性度、週単位で進行するタイプが高悪性度に分類されます。悪性度に加え活動性や進行性などを考慮した「臨床分類」がアメリカ国立がん研究所により提唱されています。臨床分類は、低悪性度を「インドレントリンパ腫」、中悪性度を「アグレッシブリンパ腫」、高悪性度を「高度アグレッシブリンパ腫」の3つに分類されます。

参考文献：一般社団法人日本血液学会編. ”造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版”.金原出版、2018.