相談:胃がんの腹膜播種を早期発見するために「審査腹腔鏡検査」は有効なのでしょうか?

検査 化学療法 治療選択

胃がんと診断され、現在治療中の友人のことで相談です。手術後に、術後補助化学療法としてオキサリプラチン+S-1治療を受けていましたが、血小板の低下により3回でオキサリプラチンは中止となりました。それ以後は、S-1のみの内服を続け、1年が経過しました。

医師から、「S-1の内服を続行するか」と問われているようです。しかし、医師が明確に方針を示してくれていないそうで、どうしたらよいか友人は迷っています。「S-1をやめたら再発してしまうのではないか?」という不安があります。やめても大丈夫なのでしょうか?また、腹膜播種は避けたいのですが、「審査腹腔鏡検査」は腹膜播種診断に本当に有効なのでしょうか?

(友人、男性)

回答:審査腹腔鏡検査は、CTより検査感度は高いとされているが一定の侵襲性が伴う

日本胃癌学会の「胃癌治療ガイドライン第5版」によると、胃がんの治療のポイントは次の通りです。

胃切除後の腹腔洗浄細胞診陽性に対する化学療法
・腹腔洗浄細胞診陽性で原発巣が切除された患者さんに対しては、何らかの化学療法を行うことが推奨されています
・化学療法およびその期間については、まだ十分な科学的根拠が得られていないため、治療法の詳細については今後の課題とされています

審査腹腔鏡検査に関して
・審査腹腔鏡検査は、全身麻酔をしてお腹に小さな穴を開け、内視鏡を挿入して直接腹腔内を調べる検査です
・胃がんの腹膜播種診断に対する審査腹腔鏡検査の診断精度は、感度64~94%、正診率85~99%です
・ここで言う感度とは、腹膜播種のある人が正しく腹膜播種と判断されることです
・正診率とは、この検査を受けた人全体に対する検査の正確度です

胃切除後の腹腔洗浄細胞診陽性に対する化学療法では、どんな治療薬でどの程度行えば良いか、まだ明確にわかっていないのが現状です。...

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