相談:前立腺がんのホルモン療法薬、副作用が少ないのは?

ホルモン療法 治療選択

3か月前、夫に前立腺がん(骨転移あり)が見つかりました。ホルモン療法としてLH-RHアゴニストと抗アンドロゲン薬ビカルタミドを併用するCAB療法を受け、PSA値は、最初の2週間で、600台から300台になりました。

その後、薬がアーリーダ(4錠)に変わったのですが、2週間後、全身に湿疹ができたので休薬。2週間後、アーリーダ(3錠)に変更し、ランマークによる治療も同時に始まりました。両手両足がむくんでいたようですが、どちららの影響かわからないまま飲み続けました。しかし、だるさに加え、口や耳、目のまわりのかゆみや皮膚の腫れがあり、中断されました。この時点で、PSA値は9まで下がりました。

現在、足のむくみはまだあるようですが、手や耳の腫れはひきました。皮膚は部分的なかゆみと全身の皮膚がパラパラと剥がれ落ちてきています。投薬を再開する話になっていますが、アーリーダを2錠にして続けるか、別の薬(候補は「エンザルタミド」です)に変えるか、夫が自分で判断しないといけないそうです。

これまでの治療法はつらいので、別の薬に変えたいと言っていますが、その薬も副作用が気になりどうすべきか悩んでいます。どちらの薬の副作用が強いのか教えてください。また、ビカルタミドを使用していた時は副作用がなかったのですが、ビカルタミドは薬の効きめが低いのでしょうか?現在のグリソンスコアは7です。

(家族、女性)

回答:患者さんの個別の状態により効果や副作用の発現は異なるため、患者さん1人ひとりに合わせて考慮

前立腺がんの治療に関する記事が がんプラスに、また、「アーリーダ」と「イクスタンジ(エンザルタミド)」に関する薬剤情報が添付文書(医薬品に添付されている、使用上の注意や用法・用量、服用した際の効能、副作用などを記載した書面)に掲載されていますので、ポイントをご案内します。

前立腺がんのホルモン療法
・前立腺がんは男性ホルモンのアンドロゲンの刺激により増殖するため、男性ホルモンの分泌を抑える(去勢)ホルモン療法が有効です
・抗アンドロゲン薬は、アンドロゲンよりも先にこの受容体と結合してアンドロゲンをブロックすることにより、効果を発揮します
・カソデックス(ビカルタミド)は、こうした作用をもつ抗アンドロゲン薬です
・手術で精巣を摘出したり、薬剤によるホルモン療法などをしても病状が再び悪化することがあり、これを去勢抵抗性前立腺がんといいます
・アーリーダ(アパルタミド)とイクスタンジ(エンザルタミド)は、去勢抵抗性前立腺がんとなった場合に使われる薬剤です
・アーリーダとイクスタンジは、新規の抗アンドロゲン薬で、従来の抗アンドロゲン薬とは作用が異なり、強力にアンドロゲンの作用を抑制します

アーリーダとイクスタンジ
アーリーダの治療により、副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して、休薬、減量または投与が中止されます。...

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