相談:ステージ4のHER2陰性スキルス胃がんに対する最善の治療選択は?
叔母(61歳)が、ステージ4のHER2陰性スキルス胃がんと診断されました。腹水がたまっていたため、腹水の病理検査で腹膜播種が認められました。担当医から「1年後は必ず今よりも元気はない」といわれています。現在、放射線療法と合わせてG-SOX(S-1+オキサリプラチン)の治療を受けています。この治療は最善でしょうか? 他の治療方法はないのでしょうか? 1日でも長生きしてほしいと思っています。
(親戚、男性)
回答:HER2陰性の一次治療は、「フッ化ピリミジン系薬剤」と「プラチナ系薬剤」の組み合わせ
胃がんの治療に関して、がんプラスに掲載されている記事から、ポイントをご案内します。
切除不能な進行胃がんで推奨される一次治療
・切除手術が適応とならない進行胃がんに対して、第一に考慮される治療は化学療法です
・患者さんの状況によりさまざまな薬の組み合わせで治療が行われます
・HER2陰性と陽性では、治療法が異なります
・HER2陰性の場合の一次治療は、「フッ化ピリミジン系薬剤」と「プラチナ系薬剤」の組み合わせで行われます
・フッ化ピリミジン系薬剤とプラチナ系薬剤を組み合わせた併用療法は、どの組み合わせでも基本的に効果はあまり変わらないとされています
・患者さんの状態や、避けたい副作用、投与方法などによって選択されます
HER2陰性の場合の治療法
・S-1+シスプラチン
・カペシタビン+シスプラチン
・S-1+オキサリプラチン
・カペシタビン+オキサリプラチン
・FOLFOX
(5-FU+レボホリナート+オキサリプラチン)
切除不能な進行胃がんの二次治療
MSI-Hの場合
・ペムブロリズマブ
・パクリタキセル毎週投与+ラムシルマブ
MSI-H以外の場合
・パクリタキセル毎週投与+ラムシルマブ
切除不能な進行胃がんの三次治療
・ニボルマブ
・トリフルリジン・チピラシル
・イリノテカン
切除不能な進行胃がんの四次治療
・三次化学療法までの候補薬のうち、使用しなかった薬剤を適切なタイミングで治療を切り替えて行うことが考慮されます
条件付きで推奨される治療
・推奨される治療法は、臨床試験で高いレベルで有用性が証明された標準治療です
・患者さんの病態により、標準治療を受けられない場合の治療法が、「条件付きで推奨される」治療法です
・条件付きで推奨されるHER2陰性の一次治療、二次治療は以下の通りです
条件付きで推奨される一次治療法
・5-FU+シスプラチン
・5-FU+レボホリナート
・5-FU+レボホリナート+パクリタキセル
・S-1
・S-1+ドセタキセル
条件付きで推奨される二次治療法
・パクリタキセル毎週投与
・ナブパクリタキセル毎週投与
・ドセタキセル
・イリノテカン
・ラムシルマブ
・ラムシルマブ+イリノテカン
・ラムシルマブ+ナブパクリタキセル
参考記事:
がんプラス 胃がんを知る「胃がんの生活・再発」
https://cancer.qlife.jp/stomach/stomach_tips/article6345.html
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切除不能な進行胃がんで推奨される一次治療
・切除手術が適応とならない進行胃がんに対して、第一に考慮される治療は化学療法です
・患者さんの状況によりさまざまな薬の組み合わせで治療が行われます
・HER2陰性と陽性では、治療法が異なります
・HER2陰性の場合の一次治療は、「フッ化ピリミジン系薬剤」と「プラチナ系薬剤」の組み合わせで行われます
・フッ化ピリミジン系薬剤とプラチナ系薬剤を組み合わせた併用療法は、どの組み合わせでも基本的に効果はあまり変わらないとされています
・患者さんの状態や、避けたい副作用、投与方法などによって選択されます
HER2陰性の場合の治療法
・S-1+シスプラチン
・カペシタビン+シスプラチン
・S-1+オキサリプラチン
・カペシタビン+オキサリプラチン
・FOLFOX
(5-FU+レボホリナート+オキサリプラチン)
切除不能な進行胃がんの二次治療
MSI-Hの場合
・ペムブロリズマブ
・パクリタキセル毎週投与+ラムシルマブ
MSI-H以外の場合
・パクリタキセル毎週投与+ラムシルマブ
切除不能な進行胃がんの三次治療
・ニボルマブ
・トリフルリジン・チピラシル
・イリノテカン
切除不能な進行胃がんの四次治療
・三次化学療法までの候補薬のうち、使用しなかった薬剤を適切なタイミングで治療を切り替えて行うことが考慮されます
条件付きで推奨される治療
・推奨される治療法は、臨床試験で高いレベルで有用性が証明された標準治療です
・患者さんの病態により、標準治療を受けられない場合の治療法が、「条件付きで推奨される」治療法です
・条件付きで推奨されるHER2陰性の一次治療、二次治療は以下の通りです
条件付きで推奨される一次治療法
・5-FU+シスプラチン
・5-FU+レボホリナート
・5-FU+レボホリナート+パクリタキセル
・S-1
・S-1+ドセタキセル
条件付きで推奨される二次治療法
・パクリタキセル毎週投与
・ナブパクリタキセル毎週投与
・ドセタキセル
・イリノテカン
・ラムシルマブ
・ラムシルマブ+イリノテカン
・ラムシルマブ+ナブパクリタキセル
参考記事:
がんプラス 胃がんを知る「胃がんの生活・再発」
https://cancer.qlife.jp/stomach/stomach_tips/article6345.html
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