基礎知識

急性骨髄性白血病の基礎知識をご紹介します。

急性骨髄性白血病とは

 血液の元となる骨髄系細胞ががん化し、急性症状があらわれるものを急性骨髄性白血病といいます。白血病は、未熟な細胞が増殖したものを「急性」といい、分化した細胞の増殖が抑制できなくなった状態を「慢性」といいます。感染症や生活習慣病のように、急性症状があり、その後慢性化するといった考え方とは異なります。骨髄の中で白血病細胞が異常に増殖することで、正常な細胞が障害され、さまざまな症状が起こります。適切な治療を受けないと、感染症や出血などにより命にかかわる病気です。

急性骨髄性白血病の罹患率

 国立がん研究センターがん登録によると2015年に新たに白血病と診断された人は、男性が7,144人で女性が5,227人、合計1万2,371人で、人口10万人あたり約400人でした。このうち、急性骨髄性白血病の発生頻度は、10万人に2~3人で年齢が高くなるにつれ増加していました。

急性骨髄性白血病の症状

 急性骨髄性白血病の症状は、「造血機能の低下により正常な血液細胞がつくられなくなるために起こる症状」と「白血病細胞が臓器に浸潤することで起こる症状」の2つがあります。

造血機能の低下により正常な血液細胞がつくられなくなるために起こる症状

 貧血や息切れ、動悸、倦怠感などの症状は、赤血球の減少で起こります。白血球が減少すると感染症にかかりやすくなり、発熱などの症状が起こります。あざや鼻血、歯茎からの出血などは、血小板の減少が原因で起こります。

白血病細胞が臓器に浸潤することで起こる症状

 白血病細胞が、肝臓や脾臓に浸潤すると、臓器の腫れにより、おなかの張りや腹部の痛みなどが起こります。骨への浸潤では腰痛、関節痛、髄膜への浸潤では頭痛、歯肉への浸潤では歯茎の腫れや痛みなどの症状が起こります。

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