相談:非ホジキンリンパ腫に対する治療法はどのようなものがあるのか

治療 セカンドオピニオン 治療選択

知人が非ホジキンリンパ腫と診断されました。非ホジキンリンパ腫の治療は、どのようなものがあるのでしょうか。現在の担当医は、進行型ではないので命に別状ないとのことですが、別の医師の意見も聞きたいので、セカンドオピニオンを考えております。セカンドオピニオンの注意点などあれば、教えてください。

(知人、女性)

回答:病型、悪性度、進行度で治療選択が異なる

非ホジキンリンパ腫に関して、がんプラスに掲載されている記事から、ポイントをご案内します。

非ホジキンリンパ腫
・非ホジキンリンパ腫は、「成熟B細胞腫瘍」と「成熟T細胞およびNK細胞腫瘍」に分類されますが、非常に多くの病型があります
・病型分類のほかに悪性度による分類が行われます
・年単位で進行するタイプが低悪性度、月単位で進行するタイプが中悪性度、週単位で進行するタイプが高悪性度に分類されます
・悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)は、病型、悪性度、進行度で治療選択が異なります

セカンドオピニオンに関して
セカンドオピニオンは、患者さんが納得のいく治療法を選択するために、担当医の先生とは別の医療機関の医師に第2の意見を求めることです。...
担当医を変えたり、転院をするわけではありません。

・病状や進行度により、時間的余裕がない場合もあるため、現在の病状と治療の必要性についての確認も大切です。
・複数の医師の意見を聞くことで、治療法の選択に迷うこともあります。そうならないために、最初の意見を十分に理解しておくことが大切です。
・セカンドオピニオンは、基本的に公的医療保険が適用されないため自費診療になり、病院によって費用は異なります。

セカンドオピニオンを受けた後、担当医の先生と相談した結果、セカンドオピニオンを受けた病院で治療を受けることになった場合は、改めてこれまで受けた検査の結果や治療内容などと一緒に紹介状を書いていただき、治療を引き継いでいただくのが一般的です。その場合でも、元の担当医は、患者さんの病状などを理解している身近な医療者の1人であることに変わりはありません。

参考情報
がんプラス 非ホジキンリンパ腫を知る
https://cancer.qlife.jp/blood/ml/nhl

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